| ホンダS660のマニュアル車にリコール |
ホンダS660にリコール発表。
ホンダはかなりリコールの少ない会社ですが、今回の内容としては「センサーの不具合にて、速度が本来よりも低く表示されることがある」。
不具合の発生件数は5件で、これを知った理由は「市場からの情報による」となっており、つまりホンダらしくない「予見できなかった」不具合ということに。
対象となる形式はDBA-JW5、製造期間は平成29年7月3日~平成30年3月27日、対象台数は1615台。
不具合に対する対応の内容としては「全車両、ピックアップセンサのスペーサを対策ワッシャと交換するとともに、新品のオーリングと交換する」としています。
なお、「速度が本来の数字より低く表示される」という現象が発生するとのことですが、この速度表示を信用して制限速度オーバーにて捕まった場合はどうなるんでしょうね。
参考までにホンダS660につき、初期の受注内訳だと「購入者の80%が40代以上」「マニュアル・トランスミッション比率は57.1%」だと公表されています。
リコールの詳細はこうなっている
以下、国土交通省への届出内容となっています。
マニュアルトランスミッション車両のピックアップセンサにおいて、スペーサの厚さ設定が不適切なため、ピックアップセンサ先端にトランスミッション内の摩耗粉が付着して揺動すると、ピックアップセンサの出力信号が一時的に乱れることがある。そのため、速度計へ誤った信号が伝達され、走行中に速度計の表示が実速度に対して一瞬低く表示される、また、クルーズコントロール作動中には機能が解除されるおそれがある。