| 意外とあった、日本とイギリスとの差 |
トヨタUKがC-HRに「デザイン」グレードを設定。
18インチホイール、スモークウインドウ、キーレスエントリー、タッチスクリーン・インフォテイメントシステム、アンビエントライト、パーキングセンサー、ブラックレザー等を装備したモデルで、「快適性と見た目」にこだわったグレードだと言えそう(まさに都市生活者向け)。
なお、英国トヨタのC-HRサイトを見てみると、けっこう日本と差がある模様。
イギリスのC-HRはこうなっている
イギリスのC-HRのグレードは下から「Icon」「Design」「Excel」「Dynamic」という構成。
エンジンやドライブトレーンは日本仕様と共通ですが、グレード構成と装備がやや異なります。
なお、最も差異があるのはボディカラー。
イギリスでのC-HRはPure White、Cyan Splash、Nebula Blue、Eclipse Black、Decuma Grey、Metal Stream、Tyrol Silver、Havana Brown、Tokyo Red、White Pearlといった設定です。
イギリスのC-HRではソリッドのホワイト(Pure White)があること、新型カローラと同じ明るいブルー(Cyan Splash)があること、ダークグレーメタリック(Decuma Grey)があること、ホワイトメタリック(Tyrol Silver)があること、イエローとグリーンがないこと、レッドの色味が日本よりも暗いこと(Tokyo Red)が相違のように思えますが、ホワイト系が3色もあり、しかし発色の良いボディカラーが用意されていない、という特徴があるようですね(他のボディカラーは、名称の違いがあれども同じに見える)。
グリーンの代わりにシアンが入っているのでブルー系も二色あるということになりますが、先日同じくトヨタは英国にて「トヨタ86 クラブシリーズ・ブルー・エディション」を発表しており、イギリスでは「ブルー」が好まれるのかもしれません。
日本のC-HRはこうだ
一方、日本のC-HRの(パッケージの違いを除くと)グレード展開は「S」「S-T」「G」「G-T」。
ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン、メタルストリームメタリック、ブラックマイカ、センシュアルレッドマイカ、ダークブラウンマイカメタリック、イエロー、ラディアントグリーンメタリック、ネビュラブルーメタリック」で、イギリスとは違って明るい色も揃います。
イギリスと日本との「差」はこんなところにも
なお、ぼくがさらに注目したいのはイギリスと日本のトヨタにおける、「モータースポーツ」の温度差。
イギリスのトヨタだと、ウエブサイトを開くといきなり「ル・マンで優勝」と出てきて、モータースポーツイメージを積極的に押し出していることがわかります(優勝したトヨタTS050は”ハイブリッド”なので、そのイメージを市販車にも落とし込んでいる)。
一方、日本ではこう。
発売されたとは言えどもクラウンやカローラがメイン。
トップ画像は自動にて「5枚」が切り替わりますが、その中に「ル・マン」は一切なく、日本ではル・マンの優勝は黙殺されたような印象もあり、ちょっと悲しいとは思います(ディーラーでもそれを前に出しているところは無いように思われる)。