
Image:Vossen
| まだ誰も乗っていないのにバーチャルでは「カスタム」が始まる |
今回はレンダリングにとどまるが、おそらく現実に車外ホイールを装着するオーナーは皆無だろう
ハイパーカー界の頂点に君臨するブガッティ「トゥールビヨン(Tourbillon)」。
世界限定250台、価格は約450万ドル(約6.5億円〜)という選ばれし者しか手にできない芸術作品ではありますが、ホイールメーカーのヴォッセン(Vossen)がそのトゥールビヨン向けとしてカスタムホイールの提案を行うことに。
果たして社外品は「正解」なのか? ネット上では早くも賛否両論が巻き起こっています。
Image:Vossen
この記事の要約
- 異例のスピード: 2026年後半の納車開始を前に、Vossenが専用デザインのホイールをプレビュー
- 賛否を呼ぶデザイン: フロントに空力重視のディスク型、リアにアグレッシブなスポーク型を採用
- 究極のスペック: 8.3L 自然吸気V16エンジン+3モーター。0-100km/h加速は驚異の2.0秒
- 伝統と革新: アナログ時計のようなメーターパネルなど、内装も「芸術品」レベル
Vossenが描く「禁断のトゥールビヨン」
通常、ブガッティのような「ハイエンドカー」ではメーカーが用意する「純正オプション」こそが至高とされますが、Vossenはあえてそこに一石を投じています。
- フロント(LC3-11T): 最近のトレンドである、空力性能を意識した「エアロディスク」スタイル。ブレーキ冷却と空気抵抗の低減を狙ったデザインではあるが流麗なボディラインとの相性については議論を呼んでいる
- リア(LC3-01T): 一転して、力強いY字型スポークを採用。ポリッシュド仕上げの輝きがブガッティの圧倒的な存在感をさらに強調
Image:Vossen
車種概要:ブガッティ・トゥールビヨンとは?
シロン(Chiron)の後継として誕生したこの車は、ブガッティが「永遠」「100年後も輝きを失わない」をテーマに作り上げた最高傑作です。
主要スペック表
| 項目 | スペック詳細 |
| エンジン | 8.3L V型16気筒(自然吸気 / コスワースとの共同開発) |
| 最高出力 | 合計 1,800 hp(エンジン 1,000hp + モーター 800hp) |
| 0-100km/h加速 | 2.0秒 |
| 最高速度 | 445 km/h(スピードキー使用時) |
| 生産台数 | 世界限定 250台 |
| 基本価格 | 約380万ユーロ(約450万ドル / 日本円で約6.5億円〜) |
Image:Vossen
最大の注目ポイント:V16ハイブリッド
長らくブガッティの象徴だった「W16クワッドターボ」を捨て、新たに採用されたのは9,000回転まで回る自然吸気V16エンジン。
これに3つの電気モーターを組み合わせることで、シロンを超えるレスポンスとパワーを手に入れており、内装にはスイスの時計職人が手がけた「スケルトン仕様のアナログメーター」を採用しています。
デジタル全盛の時代に「あえて100年後も美しく機能するアナログの極致」を目指しているということになりますが、これは腕時計に採用される複雑機構の「トゥールビヨン」が今なお(デジタル全盛期を経て)高く評価され生き続けることにも由来しています。
なぜアフターパーツが必要なのか?
「ブガッティに社外品なんて邪道だ」という声がある一方、数億円の車を所有する超富裕層にとって、「他の誰とも被らないこと」は性能以上に価値があるという声も。
250台という極めて少ない生産数とはいえ、モンテカルロやドバイの路上では他のオーナーと遭遇する可能性があり、よってヴォッセンのような一流ブランドが提案する「個性の演出」は、自分だけの1台を求めるコレクターたちへの強力なアピールとなっているというわけですね。
カスタムは「冒涜」か、それとも「進化」か
納車前からこれほどまでに話題を振りまく「トゥールビヨン」。
ヴォッセンによるレンダリングは、このハイパーカーが単なる移動手段ではなく、世界中のアーティストやエンジニアにとっての「キャンバス」であることを証明した事例であるとも考えられ、2026年にトゥールビヨンのデリバリーが開始されたとき、果たして純正以外のホイールを履いた姿が路上で見られるのか。
ブガッティの歴史における新たな1ページは、すでに熱く動き出しています。
ヴォッセンはほかにもこんなホイールを提供している
なお、「皆無に近いくらい少ない」ながらも、確実にスーパーカーやハイパーカーのカスタム需要は存在しており、ヴォッセンはいくつかの「ヴォッセン製ホイールを装着した」ハイパフォーマンスカーの画像を公開しています。
こちらは「神聖極まりない」フェラーリF40に・・・。
フォードGT。
ランボルギーニ・レヴエルト、そして・・・。
ポルシェ911ターボ。
こうやって見ると、「あえて純正にはないデザインやフィニッシュ」を選択することでそのクルマのイメージが大きく変わることもわかり、「カスタム需要」が発生することにも頷けます。
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参照:Vossen
















