| もしもフェラーリがコンパクトハッチを発売したら? |
CGアーティスト、Taekang Lee氏がフェラーリがコンパクトモデルを発売したら?という設定の「Ferrari Hatch back Concept」をレンダリングにて公開。
現在フェラーリはエレクトリック化に向けて動いており、さらにはブランド初のSUVも開発中。
つまり「これまでにない」時代を迎えようとしていることになりますが、さすがにフェラーリのコンパクトハッチバックモデルは「想像上の産物」でしかないかもしれません(しかしアストンマーティンがトヨタiQのアストンマーティン版、”シグネット”を発売したという例もある)。
発売されればかなり受けそう
しかしながらこのレンダリングはかなりよくできていて、ポルトフィーノや488ピスタという最近のモデルの要素も取り入れており、なかなかに秀逸。
とくにフロントフェンダー後部からドアに向かって伸びるブラックのパーツや、切り上がったリアクオーターウインドウは斬新で、リアバンパーとリアディフューザーの処理も素晴らしい、と思います。
テールランプ、フロントグリル、ヘッドライト、ボンネットには既存フェラーリの面影も見え、コンパクトモデルとは言えど「フェラーリ」の名に恥じないデザインを持っていると考えられます。
パワートレーン等については公表はなく、しかし3.9リッターV8ターボを半分に割った「1.95リッター直4ターボ」だとマッチするのかもしれません。
ポルシェのコンパクトハッチもレンダリングにて登場
Taekang Lee氏はフェラーリのほかにもポルシェのコンパクトハッチ、「porsche RR hatchback concept」も公開済み。
その名称の通り「RRレイアウト」を採用すると思われますが、こちらも現行ポルシェのイメージを踏襲しつつもオリジナル要素を付与。
上から見ると、かなりな「ロングルーフ」であることもわかります。
リアフェンダーは相当にマッシブ。
大きなエアインテークからリアに搭載されるエンジンへとフレッシュエアが導かれることになると思われます。
おそらくはフェラーリ、ポルシェ共にコンパクトカーを発売することは無いと思われますが、それは「利益が取れない」というのが大きな理由かと思われます。
最近のメルセデス・ベンツのように「コンパクトクラスが売れ、上位モデルの販売を侵食して全体の利益を圧縮してしまう」という現象が発生する可能性があるためと思われるものの、フェラーリやポルシェを購入する顧客は「パフォーマンス重視」なのでメルセデス・ベンツのような事態にはならないかもしれませんね。
あとは「ブランドイメージ」ですが、これは確実に現在の印象を変えてしまうことになると思われ(ホンダがその最たる例かもしれない)、こちらのほうがコンパクトカーを敬遠する理由としては大きそう。