
| 「招待制」ワンオフモデルの最新バージョンであるという見方が濃厚ではあるが |
【この記事の要約:30秒でわかる注目ポイント】
- 謎の商標「HC25」が登録: 世界知的所有権機関(WIPO)へと出願された、フェラーリの最新商標
- 2025年内の発表か?: 「25」の数字は2025年を指す可能性が高く、年内のサプライズ発表が期待される
- フェラーリ最強のVIP限定: 特定の顧客のために1台のみ製作される「スペシャル・プロジェクト」の最新作
- SC40に続く伝説: F40へのオマージュで話題をさらった「SC40」に続く、今年2台目のワンオフか
2025年も残すところあとわずか。しかし、跳ね馬はまだ「最後の一手」を隠し持っているかもしれません。
今回、世界知的所有権機関(WIPO)に「Ferrari HC25」という謎の商標が出願されたことが明らかになっており、この名称は「(SC40のように)フェラーリの最上位顧客のみがオーダーできるワンオフモデル」なのではないかとウワサされています。
Image:Ferrari
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「HC25」の意味を解読する:2025年の集大成か
フェラーリのワンオフモデルには、独自の命名ルールが存在することが多く、今回の「HC25」にはどのような意味が込められているのかを考えてみると・・・。
ネーミングの法則から推測
- 「HC」: これまでのワンオフモデルからすると、注文したオーナー(VIP顧客)のイニシャルである可能性が高い
- 「25」: 発表年である「2025年」を指す?これは2023年に発表された「KC23」と同様のパターン
- カテゴリー: 商標の登録区分は「自動車(クラス12)」のほか、「玩具(クラス28)」も含まれており、将来的なモデルカー化も示唆されている
もし「25」が西暦を指すのであれば、今日から数日以内の発表、あるいは「2025年の最後を飾るモデル」として記念碑的な意味を持つことになりますが、フェラーリはすでに「クリスマス休暇」に入っており、さすがに2025年の発表はないのかもしれません。
参考までに、「CZ26」なる、2026年に発表されそうな別の商標出願も以前に明らかになっていて、フェラーリは「かなりの速度で」ワンオフモデルを制作していることもわかりますね。
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フェラーリ「スペシャル・プロジェクト」の凄み(H2)
「HC25」が属すると見られるスペシャル・プロジェクト(Special Projects)はフェラーリの中でも最も排他的で特別なプログラムで、これまでにもKC23、SC40、SP-8、SP30、SP48など様々なモデルが発表されています。
そして興味深いことに、これらワンオフモデルに採用された意匠は後の量産モデルへとフィードバックされることも少なくはなく、このスペシャル・プロジェクトはある意味での「走る実験室」的な性質も兼ね備えているのかもしれません。
ワンオフモデルができるまで
| ステップ | 内容 |
| 1. 招待 | 長年フェラーリを愛用する最高級のVIP顧客のみが招待される。 |
| 2. 構想 | 既存のシャシー(SF90や812など)をベースに、オーナーの夢を形にする。 |
| 3. 製作 | デザインから完成まで約2年。フェラーリのデザインチーム(Centro Stile)が総力を挙げる。 |
| 4. 納車 | 世界に1台だけの完全オーダーメイド品として、オーナーへ引き渡される。 |
今年10月には伝説の「F40」を彷彿とさせるシャープなデザインで話題を呼んだ「SC40」が発表されたばかりではありますが、もし「HC25」が発表されれば”ワンオフモデルの当たり年”となりそうでもありますね。
「HC25」はどんな姿になる?
ベースとなる車両についてはまだ謎に包まれているものの、これまでの傾向からいくつかの予測が立てられます。
- SF90ベースのハイブリッド: 現代フェラーリの最高峰パワーを持つハイパーカー路線
- 12チリンドリ(12Cilindri)ベース: 発表されたばかりのV12モデルをベースに、クラシックな装いを与える贅沢なコーチビルディング(ただ、ワンオフモデルの開発には3年程度を要することを考慮するに、最新モデルをベースとする可能性は低い)
- サーキット専用モデル: 「KC23」のように488 GT3などのレース用シャシーを採用した、公道走行不可能なエクストリームモデル
いずれにせよ、フェラーリのデザイン責任者フラヴィオ・マンツォーニ氏が手掛けるその姿は、私たちの想像を絶する美しさになることは間違いものと思われます。
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参照:CARBUZZ
















