| 今度はドバイにて、時速241キロを出し罰金500万円 |
イギリス人旅行者がドバイにてランボルギーニ・ウラカンを借りたのち、午前2時から6時の間に何度か速度違反を記録したカドにて、約500万円の罰金を課された、とのこと。
これはイギリスBBCが報じたものですが、ドバイの幹線道路、「シーク・ザイード・ロード(アラブ首長国連邦中、もっとも長い)」にて、時速241キロを出したところをカメラに捉えられた模様。
この罰金は誰が払う?
ただ、問題なのは「罰金はそのクルマの所有者」に課されることになり、今回だとそれはランボルギーニ・ウラカンの所有者であるレンタカー会社。
レンタカー会社はこうなることも予測し、クルマを貸すときにイギリス人旅行者から彼のパスポートを預かったそうですが、当然ここでもトラブルが起き、イギリス人旅行者はウラカンを返さずに自身が泊まっているホテルにウラカンを置いたまま、とのこと(返しに行くとレンタカー会社とモメるのは目に見えている)。
そしてレンタカー会社が恐れているのは、そのイギリス人観光客が「パスポートを無くした」とイギリス大使館へと駆け込んで新しいパスポートを受給し、さっさと国外へと逃げてしまうことですが、そうなるともうお手上げ。
今回の件では、報道を見るに、完全に旅行者に非があり、「そのまま逃げて」レンタカー会社が罰金を払うことになるのはちょっと(というか、あまりに)かわいそう。
こちらがそのシーク(シェイク)ザイード・ロード。
片側7車線、ひたすらまっすぐという道で、たしかに夜になると異常に飛ばしている人々を見かけましたが、地元の人々はカメラや取締をうまく避けているのかもしれません。
なお、この道はアブダビまで続いているので、アブダビにある「ヤス・マリーナ・サーキット」まで行ってぶっ飛ばす人も多いようです(そのかわり、この広くスピードを出しやすい道でも”忍”の一文字で安全運転)。
ちなみに、ドバイというと「何でもあり」のように思われるものの、非常に戒律にはきびしいところで、たとえばモスクの入り口の下駄箱に靴を入れておいても盗まれることはなく(靴を履いてモスクには入れないのでそうするしかない)、それは人のものを盗むのは大罪だと教えられているから。
ただし旅行者などドバイの地元以外の人だとそういったことは関係なく人のものを盗むことはあるものの、とにかくこれ以外でも「決まりごとをしっかり守る」のがドバイです(なのでスピード違反を犯すのも外国人が多いのかも)。
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