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新型アキュラILX発表なるもインパクト薄。批判されようともレクサス「スピンドルグリル」のようなアクの強さは必要?

2018/09/06

| アキュラが新デザインを採用したILXを発表 |

米国にて、ホンダが新型「アキュラILX」を発表。
フェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルとなるものの、従来型に比べて「最新の」デザインが反映されています。
全体的にはアキュラの今後を示唆すると言われた「プレシジョン・コンセプト」に良く似た雰囲気で、「ダイアモンドグリル(たしかにグリル外周の形状が、横から見たダイヤモンドの形に似ている)」「マルチLEDヘッドライト」が採用に。

アキュラは今一つ強いブランドイメージを発揮できない

「アキュラ」はトヨタに対する「レクサス」同様、ホンダの(主に北米における)ラグジュアリーブランドですが、レクサスに比べると今ひとつラグジュアリーというイメージが無いのが残念。
これはホンダ自身も悩むところで、品質や製品に対する評価が低く、そのために北米では販売が「伸び悩んで」いる模様。※北米向けであるのに対し、アメリカ人の好むスポーツイメージが薄く、NSX登場まではスポーツモデルがなかったことも一因?

それを考えるとやはりレクサスは非常に「よくやっている」と言え、1989年設立の「新参者」ながらも、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった100年もの歴史を持つメーカーに対抗しうるクルマを作っているのは驚異的。

その背景には、高い技術力はもちろんではあるものの、なんだかんだ言って「スピンドルグリル」という一目見てわかる特徴があるのも一助となっているのかもしれません。

一方で「アキュラ」というと、なんとなく三角形っぽいデザインというイメージはあるものの、「これ」といった固定された外観上の特徴はなく、アキュラにおける今後の課題だとも言えそう。

そこで考えられたのが今後のデザイン的方向性を示す「プレシジョン・コンセプト(下の画像)」ということになりそうですが、今回のアキュラILXはこの新デザインを身にまとう第一号。

アキュラILXはアキュラのエントリーグレードで、プラットフォームはシビックと同一。
ILXの上には「TLX」「RLX」というモデルがありますが、これらはいずれもセダンで、SUVとしては下からCDX、RDX、MDX、そしてスポーツモデルはNSXのみというラインアップとなっています。

今回の新型ILXについては外装のみならずインテリアも大きくアップグレードされ、スポーツシート、金属調パーツ、パワーシート等が装備され、アンドロイド・オートとアップル・カープレイ対応のインフォテイメントシステムが与えられることに。

なおエンジンはこれまでと変わらず2.4リッター4気筒(201馬力)、トランスミッションは8速デュアルクラッチ。

安全装備としても衝突軽減ブレーキ、レーンキーピングアシストなど「最新」デバイスが装備され、つまりは「かなりいいクルマ」ではありますが、今回の変更をもってしてもインパクトは強くなく、やはり(賛否両論あるものの)レクサスの”スピンドルグリル”のようなアクの強いデザインが必要なのかも。

スピンドルグリルは一部で不評だとは言われるものの、「好きの反対は嫌いではなく無関心」というマザー・テレサの言葉にもあるとおり、関心をひかないよりは嫌いでいられたほうがまだ「マシ」かもしれませんね。

https://www.youtube.com/watch?v=TndvgK5n9dQ

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