| イギリスでのレンジローバー・イヴォーク開始価格は459万円から |
レンジローバー・イヴォークの2世代目となる「新型」イヴォーク発表。
パっと見た感じは「まんまヴェラール」で、見分けがつかない人も多いのかもしれません。
ランドローバーによると、その特徴は大まかに下記の通り。
・3気筒もしくは4気筒インジェニウムエンジン(ガソリン/ディーゼル)、ハイブリッド、48Vマイルドハイブリッド(MHEV)、3気筒PHEVをラインアップ
・「テレインレスポンス2(Terrain Response 2)採用により、街中から山岳まで、どんな環境にでも行くことができる
・アップルCarPlay対応、4GWi-Fiホットスポット内臓
・近代的デザインと上質なインテリアを持ち、「持続可能性のある(サステイナブル)」素材を使用
・全長4.73メートルというコンパクトさを維持しながらも、レッグスペースを拡大
・「グラウンドビューテクノロジー(シースルーボンネット)」、高解像度リアビューミラー(ルームミラー)装備
・イギリスでは31,600ポンドから販売開始
新型レンジローバー・イヴォークは従来のデザインを捨て去った
新型レンジローバー・イヴォークはこれまでプロトタイプに目撃されていたとおり「ツルツルで滑らか」なデザインを採用。
全体的なプロポーションは初代イヴォークを踏襲しているものの、そのディティールは大きく変化し、兄貴分の「ヴェラール」とも共通する外観が与えられています。
フロントだと「押しの強かったバンパーデザインが影を潜め、エアインテークもスマートに。
初代イヴォークが「ダイナミックで力強い」印象であったとすると、新型イヴォークはインテリジェントで洗練された印象ですね。
ヘッドライトは”スーパースリム”マトリクスLED、とのこと。
サイドはまさに初代イヴォークのプロポーションを保ったままで、「後ろ下がり」のルーフは(サイズを除き、デザイン上での)ヴェラールとの最も大きな相違点かもしれません。
リアについても「ヴェラールそっくり」。
これもやはり、初代イヴォークでは存在感のあったバンパーが「ボディデザインに統合された」という印象ですね。
リアオーバーハングが極端に短いのもヴェラールと異なるところだと言えそう。
新型レンジローバー・イヴォークの内装デザインはこうなっている
インテリアについても外観同様、「初代のイメージを踏襲しているものの、細部は大きく変わった」と言ってよく、新形状のステアリングホイール、デジタル表示のメーター、ワイドなメインスクリーン、そしてエアコン等を操作するセカンドスクリーン(タッチ式)が目に入る変更点。
なお後部座席のレッグルームは20ミリ拡大し、グローブボックスの拡大や、10%容量が増加したラゲッジスペースなど、日常の使い勝手も大きく向上しているようですね。
なお、オプションではヴェラール同様に「レザーを使用しない」、つまりウールなどの素材にも対応しています(ヴィーガン対応)。
新型レンジローバー・イヴォークのプラットフォームはキャリーオーバー
そして色々と噂のあったプラットフォームですが、結局のところ初代に採用されていた「D8」のキャリーオーバー。
ヴェラールは「オールアルミ」プラットフォーム採用と言われるので、外観は似ていてもそこは大きく異なる、ということになりそう。
よってエンジンも初代イヴォークからの継続がメインとなり、欧州では148馬力と237馬力に2リッターディーゼルエンジンが用意され、ガソリンエンジン(4気筒)は237馬力と296馬力。
トランスミッションは9速AT(ZF製)で、欧州だとディーゼルのエントリーグレードのみに価格対策のためかマニュアル・トランスミッションが用意される、とのこと。
↓こちらはランドローバーがパパラッチを避けるためにロンドンの「地下」に設けた秘密のテスト施設。007っぽい
もちろん駆動方式は4WDを採用し(燃費対策モデルでFFが1種類だけ、これまで同様に欧州で用意される)、第二世代となるアクティブ・ドライブライン(不要な時には降臨の駆動力を遮断して燃費向上に寄与する)、テレインレスポンス2(ドライブモード)、60センチまでの渡河能力を持っています。
多彩なドライバーアシストも装備
そのほか、レンジローバーが以前に公開した「透明ボンネット」、つまり車の下にあって通常ドライバーから見えない路面の様子を映し出す”グラウンドビュー(180度の視界がある)”、見た目は「鏡」にしか見えない”クリアサイト”電子式ルームミラーも(映る範囲を調整できる)。
もちろんアダプティブクルーズコントロール、ステアリングアシスト、レーンキーピングアシスト、エマージェンシーブレーキも装備される、とアナウンスされています。
価格についてはディーゼルモデルのD150(FF)が31600ポンド、D150(4WD)が35100ポンド、ガソリンエンジンモデルは35950ポンドから40350ポンドまで。
グレード詳細は現在不明ですが、「R-Dynamic」グレードなど、おおよそこれまで同様の構成となるようですね。
VIA:Rangerover