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スバルとトヨタがミドシップスポーツを共同開発?スバルはこれをBRZ、トヨタはMR2とし、次期86はロードスターと共通になると予想

2018/12/15

スバルのミドシップスポーツは基本的に「ない」と考えるその理由

レスポンスによると、トヨタとスバルとが共同にてミドシップスポーツカーを開発の可能性がある、とのこと。
もともとはスバルがミドシップスポーツカーを開発するというウワサに対し、「スバル単独でこれを開発するのは難しく、トヨタがこれに参加し、トヨタ側ではMR2としてこれを販売するのでは、という見解を示したもの。

スバルのミドシップスポーツカーのウワサは何度となく出ている

なお、スバルがミドシップスポーツを発売、というのはこれまでにも何度かウワサが出ており、その都度否定されてきた、と言うのも事実。
日本のカーメディアはスポーツカー大好きで、新型スポーツカーのウワサが出ると狂喜乱舞してしまう傾向にもありますが、残念ながらぼくは「スバルのミドシップスポーツカーはない」と考えています。

そして、ぼくがスバルのミドシップスポーツが「ない」と考える理由としては、そもそもミドシップスポーツを発売してもスバルには全くのメリットがないから。


ミドシップスポーツカーを発売してもスバルの利益は伸びない

現在スバルの主戦場は北米となりますが、北米におけるスバルのポジションは「比較的安価に買える高性能な4WD」というもので、ユーティリティに特化したブランドでもあります。

スバルにはミドシップスポーツを開発している余裕はない

ご存知の通りスバルはシンメトリー4WDとボクサーエンジンを核にしたブランディングを行なっていて順調に販売台数を伸ばしているものの、これが「伸びすぎて」EVを販売することを義務付けられそうなのがスバルの現状。

そしてスバルはエレクトリック技術を持たないので、「よそからこれを買ってくる」ことになりますが、そもそもスバルがその技術を持っていないのも「投資した費用が回収できないから」。

スバルはミニバンからも撤退し、プラットフォームやエンジン、トランスミッションを共通化することで利益率を高めている会社で、そして販売絶対数も多くないので「ハイブリッド技術を自社で開発するよりは、他が持っている(つまりトヨタ)技術を買ったほうが安上がり」。
そういった会社が「ミドシップスポーツを開発する」というのは考えにくい、と思うのですね。

そして何より、スバルの現在における至上命題は「エレクトリック」で、これは北米市場をメインとする限りは避けては通れない道。

スバルのミドシップスポーツは参加するレースがない

そして北米市場においては「モータースポーツ信仰」が強く、モータースポーツに参加しないスポーツカーは「売れない」という傾向も。
だからこそ、北米市場をメインと考えている新型スープラは、ロードカー発表前からレーシングカーを発表したのだと考えています。

じゃあスバルは新型ミドシップスポーツでレースに出ればいいじゃないということにもなりますが、今からスバルがWECなどに出場することは(費用面で)考えにくく、かつGT3だとレギュレーションの関係で4WDは参加できず、となるとスバル得意の「シンメトリー4WD」は使用できなくなるため、これがセールス面に役立つこともなく、よってスバルとしては「お金の無駄遣い」になるのは間違いないところ。

もしスバルのミドパワーリザーブップがあるならば、それは「BRZのミドシップ化」

そこでぼくが思うのは、もし(万が一レベルですが)スバルがミドシップスポーツを開発するのであればやはりトヨタをパートナーに選ぶ可能性が高いのは間違いなさそうで、やはりトヨタ側ではこれを「MR2」として売ることになりそう。

そしてスバル側ではFRスポーツ(BRZ)とMRスポーツを同時に持つことは上述の理由にて難しく、よって次期(もしくはその次の)BRZがFRからMRにスイッチし、スバルは新開発のミドシップスポーツをBRZとして売るんじゃないか、と予想。

その場合、トヨタの「86」はどうなるのということになりますが、こちらはマツダの次期ロードスターとプラットフォームを共有することで存続するんじゃないか、と思ったり。

なおレスポンスでは、このスバルの新型ミドシップスポーツはVIZIVパフォーマンス・コンセプトに似た姿になる、としています。

VIA:Response

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