アストンマーティンは販売が沈み、マクラーレンは躍進著しい
さて、2019年2月の日本国内における輸入車登録。
ここ数ヶ月けっこう大きな動きがあり、メーカー/ブランド間での「勝ち負け」が明確に出ているようです。
端的なのはアウディで、先月ボルボに抜かれて「6位」に転落。
なお、2月においてアウディは前月比61.4%、そして先月も同様に下落しており、反面ボルボはここしばらくずっと「前年超え」を記録しているので、アウディが順位をひっくり返すのは難しいだろう、と思います。
好調だったスポーツカーにも明暗
これまでフェラーリ、ランボルギーニ、ロータス、アストンマーティン、マクラーレンと言ったスポーツカー専業ブランドは比較的好調が続いていたものの、ロータス、アストンマーティンはここしばらく低迷しており、ランボルギーニも大きく伸びず(ウルスの登録があるはずなので、もっと伸びてもいいとは思う)、しかしフェラーリは相変わらず強く(シボレーよりもフェラーリが売れている国は日本くらいだろうな・・・)、そしてマクラーレンの成長も驚異的。
アルファロメオは2月の登録数が「前年並み」で、これはここ最近では珍しく「あまり伸びなかった」月。
おそらくはジュリア効果が切れてきたのだと思われますが、ここからステルヴィオの効果が出てきて盛りかえすのかもしれません。
DS、プジョーもSUV発売以降は好調で、それはジャガーも同じ。
やはりSUVは「救世主」であるということが痛感させられる事例ですね。
フィアット、アバルトも最近ずっと成長を続けており、しかしフィアット500Xやアバルト124スパイダーを多く見かけるわけでもないので、「フィアット500」や「アバルト595」が売れているのだと思われますが、これらは「発売後、けっこうな時間が経過している」クルマであり、しかしタイムレスな魅力がある、ということなのだと思われます。
2019年2月の日本国内輸入車登録ランキングを見てみよう
1.メルセデス・ベンツ 5,138台 前年比101.4%
2.フォルクスワーゲン 3,984台 前年比101.0%
3.BMW 3,647台 前年比100.5%
4.ミニ 1,932台 前年比99.0%
5.ボルボ 1,364台 前年比107.0%
6.アウディ 1,330台 前年比61.4%
7.プジョー 824台 前年比107.0%
8.ジープ 669台 前年比79.7%
9.ルノー 942台 前年比99.7%
10.フィアット 506台 前年比119.9%
11.ポルシェ 503台 前年比109.1%
12.ランドローバー 412台 前年比141.1%
13.スマート 172台 前年比268.8%
14.ジャガー 303台 前年比167.4%
15.シトロエン 282台 前年比180.8%
16.アバルト 211台 前年比140.7%
17.アルファロメオ 189台 前年比100%
18.マセラティ 81台 前年比88.0%
19.フェラーリ 77台 前年比126.2%
20.DS 53台 前年比147.2%
21.キャデラック 36台 前年比80.0%
22.シボレー 42台 前年比87.5%
23.ランボルギーニ 48台 前年比78.7%
24.ベントレー 36台 前年比225.0%
25.ダッジ 30台 前年比130.4%
26.マクラーレン 24台 前年比184.6%
27.アルピナ 18台 前年比78.3%
28.ロータス 16台 前年比88.9%
29.アストンマーティン 13台 前年比68.4%
30.ロールスロイス 6台 前年比42.9%
31.ブガッティ -台 前年比-%
32.ヒュンダイ 1台 前年比100%
※すでに国内販売が終了しているメーカー/ブランド、正規輸入の無いメーカー/ブランドは含まず
VIA:日本自動車輸入組合