ウルスが軌道に乗りつつある今、ついに「第四のランボルギーニ」が始動
ランボルギーニがさらなる成長を確実にするため、すでにニューモデルの開発に取り掛かっている、とのこと。
ランボルギーニは2018年において5,750台を販売し51%の成長を記録していますが、これは主にウルスがもたらしたもの。
つまりニューモデルの投入こそが成長の原動力ということになり、ランボルギーニは目下「アヴェンタドール」「ウラカン」「ウルス」の3モデルで年間8000台の販売を目指すことになるようです。
第四のランボルギーニ、それは2+2のグランドツアラー
そしてランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ氏は「その次」を目指すために”第四のランボルギーニ”を開発中だとしており、これは「2+2のグランドツアラー」だと語っています。
ただ、この「第四のランボルギーニ」については本格的に開発GOサインが(親会社のフォルクスワーゲンから)出ておらず、もし開発OKとなり発売されれば「年間1万台」の販売も十分に目指せるとのこと。
なおフェラーリの2018年における販売は9,251台なので、フェラーリに「王手」をかけることにもなりそうですが、フェラーリはフェラーリで「ミドシップスポーツカーのラインナップを現在の一つから二つへ」増加させ、さらにはブランド初のSUVとなる「プロサングエ」の投入によってランボルギーニを引き離しにかかるのは間違いなさそう(アストンマーティンも無視できない勢い)。
ここで気になるのはランボルギーニの「2+2グランドツアラー」で、これは「4ドアサルーン」ではない、ということ。
つまりは以前に市販化寸前まで行きながらも「凍結」されたエストーケが解凍されるわけではないということを意味し、待望のニューモデルはサルーンではなく「スポーツカー」ということですね。
なお、ランボルギーニが過去に発売した「2+2」だと400GT、イスレロ、ハラマ、ウラッコといったクルマがありますが、新しい「2+2グランドツアラー」はこれらへのオマージュ的モデルになるのか、はたまた別のデザインを持つのかは不明。
ただ、ランボルギーニは以前に「現在のスーパースポーツレンジとは異なるデザインも必要」だとしており、もしかすると昔のランボルギーニっぽい、ちょっとレトロなデザインになるのかもしれません(丸みのあるデザインを持つアステリオンはかなり大きな反響があったという)。
かつ、ランボルギーニは過去のヘリテージを大切にする会社なので、やはりこのニューモデルは過去のモデルとなんらかの関連性を(部分的にでも)持つことになるのだろう、と考えています。
VIA: Autocar