| もはやそのパフォーマンスは720Sの領域へ |
フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンなどスーパーカー、そしてロールスロイスやベントレーなど高級車のチューン/カスタムで有名なノヴィテック(NOVITEC)が、今回新たにマクラーレン600LTのチューニングプログラムを公開。
外装カスタムに加えてエンジンにもチューンが施され、そのパフォーマンスが大きく引き上げられています。
やはりターボエンジンのチューニングポテンシャルは計り知れない
まずパワートレインについて、その3.8リッターV8ツインターボエンジンの出力は600馬力から688馬力へと大幅向上。
一気にこれだけの向上が見込めるのはターボエンジンならではだと言えそうですが、以前は「不可能」と言われたマクラーレンのECUも、現在では多くのチューナーが解析に成功しているようですね。
なお、このチューニングメニューは「ステージ2」と呼ばれ、ECU打ち替えに加えてノヴィテック製のハイパフォーマンスエキゾーストシステムを装着(マフラーエンドはノーマルをそのまま使用するので、見た目は変わらない)。※669馬力版、651馬力版のチューニングメニューもある
ちなみにエキゾーストシステムは「触媒レス」もラインアップされています。
これによって0−100キロ加速は2.8秒へと向上し、このタイムは上位モデルのマクラーレン720S同様のタイム。
最高速度についても時速333km/hへと引き上げられており、まさに「スーパーカーの領域」に踏み込んだということになりますね。
サスペンションはこのパワーに対応すべく(ローダウンスプリングにて)3センチダウン。
ホイールはVOSSEN製となりフロント20インチ、リア21インチという仕様です(ブラック、シルバー、ガンメタリックから選択可能。スペーサーもラインナップされている)。
ボディパーツだとフロントフード、カーボン製エアインテークボックスがラインアップされますが、ノヴィテックには珍しくフロントスプリッターやリアディフューザーのラインアップは”ナシ”。
ただ、このフロントフードは「セナ」風のデザインを持つもので、かなり見た目が変わるようです。
「エアロパーツの種類が少ない」ということについては、600LTはもともと高いエアロダイナミクスを誇っており、さすがのノヴィテックも、ここに手を入れるのは「むしろ性能がダウンする」と判断したのかもしれません。
インテリアについてもほとんどノーマルのまま。
エアロパッケージ同様、600LTは「もはや手を入れるところがない」のでしょうね。
VIA: Novitec