| 現行ジュークはもうすぐ10歳。新型ジュークは一気に進化を遂げそうだ |
日産が新型ジュークのティーザー画像を公開し、9月3日に実車を発表する、とアナウンス。
新型ジュークは9年ぶりの「フルモデルチェンジ」となり、今回公開されたのは一枚のみの画像で、あたらしいデザインが与えられたフロントを捉えたもの。
画像ではヘッドライトそしてデイタイムランニングランプが確認できますが、これまでのジュークとは異なる発光形状を確認できます(この”3枚羽根”のLEDはランボルギーニ・ムルシエラゴのテールランプを思い出す)。
新型ジュークは「キックス」の登場によって上位移行?
現在のところ新型ジュークの詳細について日産は口を閉ざしたままですが、これまで目撃されてきたスパイフォトだと、シルエットや各パーツの位置関係は現行モデルと同様ながら、その内部構造や細部が大幅に変わり、現在の日産ラインアップとの統一性、そして高級感が演出されるように思われます。
なお、こちらはロシアのメディアが公開した新型ジュークの予想レンダリング。
さすがに今回のティーザー画像で見られるランプの発光形状までは予想できなかったようですが、実車に「かなり近い」かもしれません。
そしてこちらはまた別の予想レンダリング。
日産ジュークがヒットした理由は謎
日産ジュークが発売されたのは2010年。
その特異なルックスが話題を呼びましたが、その(外野の)予想とは裏腹に、豪快なヒットとなっています。
同じような例としては「アルファロメオ156」がありますが、こちらも「デザイン的にバランスを欠いている」と言われながらもビッグヒットを記録していて、つくづくクルマというのは発売してみないとわからない、と思います。
逆に、前期フィアット・ムルティプラ、丸目4灯のホンダ・インテグラ(DC1)は奇抜すぎたのかどうなのか、販売成績は今ひとつに終わっており、何がウケて何がウケないのかは全く予想のつかないところ。
なお、「ジューク」という名称について、フットボール用語にて(相手を)軽快にかわすという意味があるそうですが、二代目ジュークは「キックス」がその下に誕生したということもあり、やや車格を上げて軽快さよりも安定性を重視するのかもしれない、と思ったり(実際に、キックスはいくつかのマーケットにおいて、ジュークと入れ替えられている)。
新型ジュークについて、とにかく発表を待つしかありませんが、これまでのウワサだと、プラットフォームは一新されてルノー・ルーテシアと同じCMFプラットフォームを採用し、エンジンは1.3リッター4気筒ターボ(140PSと160PS)というラインアップ、もしかするとルノーの持つ1リッター3気筒ターボが採用されるのでは、とも言われます。
そのほか、プラグインハイブリッドも用意され、シングルモーターと9.8kWhバッテリーにて、モーターのみで30キロほどを走行できる性能が与えられるのでは、とも囁かれていますね。