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スズキ・ジムニーが半年で年間分の販売目標を達成!なぜそこまで売れたのか?それは「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」だったから

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| スズキ・ジムニーはマーケティング重視で「買ってもらおう」と考えられたり、日和ったクルマではない |

東洋経済にて、「スズキ・ジムニー発売一年後の通信簿」という記事が掲載。
これは文字通り、ジムニー発売から1年が経過してどうだったのかということを考察したもので、結論からすると「まだ売れ(まくって)いる」ということに。

なお、売れている割にあまりジムニーを見かけないように思いますが、「よく見る」ようになるにはもっともっと売れる必要がある(現在の販売台数程度では出現頻度が少ない)のかもしれません。

ジムニーの販売状況はこんな感じ

全国軽自動車協会連合によると、1-6月におけるジムニーの販売は累計16,589台で、ランキングだと12位。
なお、15位までの顔ぶれはこうなっています。

ぼく的にちょっと驚いたのは、日産デイズが意外と売れていること、ダイハツ・ウェイクが意外と売れていないこと。
なお、ハスラーは発売から5年が経過するも、未だ「前年比100%以上」をキープしているといい、ジムニーがハスラーを食っているわけではなさそうです。

1.ホンダN-BOX・・・121,233台
2.スズキ・スペーシア・・・89,750台
3.ダイハツ・タント・・・81,828台
4.日産デイズ・・・79,879台
5.ダイハツ・ムーヴ・・・68,833台
6.ダイハツ・ミラ・・・55,439台
7.スズキ・ワゴンR・・・51,377台
8.スズキ・アルト・・・38,139台
9.スズキ・ハスラー・・・29,712台
10.三菱eK・・・25,925台
11.ホンダN-WGN・・・22,687台
12.スズキ・ジムニー・・・16,589台
13.トヨタ・ピクシス・・・12,803台
14.ダイハツ・ウェイク・・・12,726台

それはともかくとしてスズキ・ジムニーですが、記事によると昨年7月の販売直後では5,000台/月の販売となり、8月には落ち着くものの、それでも昨対200%程度で販売が推移している、とのこと。

そして2019年に入ってからはまた販売が伸びていて、半年経過した時点で、目標年間販売台数の15,000台を超えてしまった、という状況です。

suzuki jimny japan

なぜジムニーは売れるのか

そしてジムニーの客層の特徴は「女性客が多い(比率は公開されていない)」。
たしかに一時、ジムニー女子なるインスタグラマーが急増したのは記憶に新しいところですが、スズキいわく、「ジムニーの人気を支えているのは、その外観」。

つまり、本格的な悪路走行性能ではなく、その見た目が人気の秘密だとしていて、しかしもっと掘り下げてゆくと「原点回帰」を果たしたことが支持されている、と記事では解説しています。

なお、ジムニーの原点は1970年の初代にまで遡ることができますが、スズキ現会長、鈴木修氏が当時掲げた「360ccの軽でジープを作る」というコンセプトのもとで開発・発売されたのがジムニー。

よって、タフなオフローダーとしての性能を予感させるルックスを持っていたのが初代ジムニーということになり(今だったら確実にジープに訴えられるレベルのそっくりさん)、現行ジムニーはそういった「ほかにない」独創性を持っていた初代を彷彿とさせること、たとえ初代を知らずとも、そこから感じる本格的な走行性能、はたまた最近の軽自動車のフレンドリーさや可愛らしさとは全く異なる「素っ気なさ」を持つことが良かったのかもしれません。

人気カラーはグリーン、そしてブラック

なお、ジムニーの人気カラーNo.1は「ジャングルグリーン」、二番目は「ブルーイッシュブラックパール」、3位は「シフォンアイボリーメタリック」、そして4位が「キネティックイエロー」。
この構成を見ると、「ヘビーデューティー」そして「ミリタリー」といった観点からジムニーが選ばれているようにも思います。

その他特筆すべき点としては、約30%がマニュアル・トランスミッションを選択していること。

この理由は不明ですが、「シンプルさ」を求めたり、「道具」としての用途を強く意識しているのかもしれませんね。

ジムニーが売れる理由は「後付け」ばかり

正直なところ、なぜジムニーの人気が出たのかはサッパリ不明。
巷では色々と言われているものの、いずれの理由も「後付け」のように思います。

人の選択は常に非合理的だとされ、何事も「割り切れる」判断ばかりではないと言われますが、色々なことが便利になり、使い勝手の良い快適なクルマばかりになった今、そして消費者に媚びたクルマが多い中、逆にシンプルで”媚びない”、天上天下唯我独尊なところが良かったんじゃなかろうか、とぼくは考えています。

つまり、多くの商品やクルマが「マーケティングの成果として」消費者に”買ってもらおう”として生み出される(消費者ファーストな)中、ジムニーは「必要な人だけ買って」というマーケティング無視のスタンス(商品ファースト)が人々の目に新鮮に映ったのでは、ということですね。

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