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ランボルギーニ・ウラカンに「デイトナ24時間」優勝記念限定車登場。ロレックス・デイトナの「デイトナ」はこのレースのスポンサーが起源であることはご存知?

2019/08/17

| ウラカンGT3 EVOは二年連続でデイトナ24時間、セブリング12時間を制覇 |

ランボルギーニがウラカンEVOのスペシャルモデル、「ウラカンGT EVOセレブレーション(Huracan EVO GT Celebration)を発表。

これはウラカンのレーシングカー「ウラカンGT3 EVO」がデイトナ24時間、セブリング12時間レースにおいて、2期連続にて優勝を飾ったことを記念したもので、カラーリングはレースに参加し、4つの勝利をもたらしたGRTグラッサー・レーシングチームへのオマージュ。

ボディカラーは3色9パターンが選択可能

ボディカラーはVerde Egeria(グリーン)とArancio Aten(オレンジ)がメインに使用され、アクセントカラーはグロスブラック。
このウラカンGT EVOセレブレーションは、ランボルギーニの個人向けカスタムを担当するアドペルソナム、そしてレースを担当するスクアドラコルセによって製作され、実際にレースを走ったウラカンGT3EVOに使用されていたゼッケン「11」をヘキサゴン(6角形)とともに再現。

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生産台数は36台に限定されますが、現在価格や地域ごとの割当は非公開。
やはり販売のメインはデイトナ24時間、セブリング12時間が開催される米になるのかもしれません。
なお、エンジン含むスペックはウラカンEVOと同一です。

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ホイールはセンターロック、そしてこれもレーシングカーっぽくブレーキキャリパーともどもブラックに。
リアフェンダー右には「SEBRING 12」のロゴプレートが装着されます。

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リアフェンダー左には「DAYTONA 24」。
ちなみにロレックス・デイトナの「デイトナ」はこのデイトナ24時間レースのスポンサーに由来。

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1962年、NASAがアポロ11号に搭乗する宇宙飛行士向けの腕時計としてオメガ、ロレックス、ブローバ等をテストするものの、ロレックスはオメガに破れ、宇宙飛行士の腕に巻かれることとなったのは「オメガ・スピードマスター」。

そしてテストを受けたロレックスとは「コスモグラフ(Ref. 6239)」で、これは「コスモ」の名があるとおり、「宇宙」をイメージしていたことがわかります。

ただ、ロレックス・コスモグラフはオメガ・スピードマスターとの競争に負けてしまい、その後販路をアメリカに求めることになりますが、このときにロレックスが目をつけたのが人気レース「デイトナ24時間」で、このスポンサーに就任するとともに名称を「コスモグラフ デイトナ」に変更したというわけですね。

この名称変更は1964年に行われ、以降このレースの優勝者にはロレックス・デイトナが贈られることとなっています。

つまりロレックスは「宇宙がダメなら地上で」と活路を見出したということになりますが(参考までにキャッチコピーは「走り続けるために生まれたウォッチ」)、ロレックスはこういった感じでもともと商才豊かな会社で、「ロレックス(ROLEX)」という社名も、他の腕時計メゾンのように「設立者の名前」ではなく、多くの地域で覚えやすいようにと考えられた造語です(機械式腕時計の多くはスイスで創業されているので、英語圏の人には読めないことが多い。AUDEMARS PIGUET=オーデマピゲ、など)。

つまり「ロレックス・コスモグラフ デイトナ」は当初から「デイトナ」ではなかったということで(”ル・マン”を名乗っていた時期もある)、もしデイトナが宇宙に行っていたら、今頃デイトナは「デイトナという名前ではなく」コスモグラフを名乗っており、”ムーンウォッチ”として知られていたのはロレックスであったということですね。※ロレックス、そしてデイトナにはまだまだ逸話があるが、それはまたの機会にしたい

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話をウラカンEVOセレブレーションに戻し、リアクォーターウインドウ内側には限定モデルであることをあらわす記念プレート。

「36台のうちの一台」であることを示しており、これもやはり通し番号=シリアルではないようです(シリアルにすると、好きな番号の奪い合いが生じるから?)。
そしてプレート自体はカーボンファイバー製ですが、これもここ最近まで使用されてきた鍛造カーボン(フォージドコンポジット)ではなく、織り目の見えるカーボン製。
フォージドコンポジットの人気が「いまひとつ」だったのかもしれませんね。

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今回公開されたオフィシャルフォトではメインが「グリーン」、サブが「オレンジ」ですが、このメイン、サブには合計3色が用意され、トータルで「9パターン」のウラカンGT EVOセレブレーションが用意される、とのこと。※画像ではこれが反映されている

さらにオプションではスクアドラコルセのエンブレム(イタリア国旗とアメリカ国旗があしらわれる)をルーフに、そしてリアフェンダーには月桂冠をアレンジした優勝記念グラフィックを付与できるようです。

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ウラカンGT EVOセレブレーションのインテリアはこうなっている

そしてウラカンGT EVOセレブレーションのインテリアも特別製。
基本的にはブラックのアルカンタラ、そしてコントラストステッチが採用されています。
シートはカーボン製シェルを持ち、アルカンターラそしてレザーとのコンビにオレンジステッチ、「HURACAN EVO」の刺繍入り。

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そしてバルクヘッドにはヘキサゴンとともにランボルギーニのエンブレム、そしてイタリアとアメリカとの国旗があしらわれます。

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VIA:Lamborghini

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