| 値上がりを見越して大事に置いておく人も多いようだ |
北米にて、最近ガンガン相場を上げているクルマといえばホンダ・インテグラ・タイプR(北米ではアキュラブランド)。
その相場はおおよそ700〜800万円程度にまで上昇しており、米中古車販売サイト、Bring A Trailerでまたまた高値記録が更新されることに。
その価格は82,000ドル、邦貨換算だと900万円近いということになりますが、ここ数ヶ月で200万円ほど上がった計算になりますね。
とくにチャンピオンシップホワイトのインテグラ・タイプRは大人気
今回販売されたインテグラ・タイプR(DC2)は1997年製の個体で、走行距離はわずか6190マイル。
画像を見ても内外装の劣化はほぼ感じられず、この価格も「納得」といったところです。
ボディカラーはチャンピオンシップホワイト、もちろんアキュラといえども「赤バッジ」。
ちなみにヘッドライトは日本のタイプRでは設定されていない「丸4灯」。
唯一問題があるとすればリアバンパーに「ちょっとした」傷がある程度で、そのほかに傷や摩耗はなく、タイヤは2004年に交換されたところだと記載されています(これは製造年を考えると、すり減っていなくとも交換したほうが良さそう)。
こちらは純正の「ノーズブラ」。
現代ではプロテクションフィルムがあるのでこういった装備を見かけることもなくなりましが、ちょっと前の北米では「一般的」な装備ですね(ノーズブラにも”Type R”のロゴがある)。
なお、純正なので「丸4灯」ぶんのホイールが開けられていて、ちょっと新鮮な印象ですね。
なお、インテグラ・タイプRは、アメリカで存命中だった4年間で3,800台が販売されたそうですが、1997年モデルは320台のみが輸入されたそう。
この個体については室内で保管されていたのか、ウインドウモールが白濁することもなく、見た感じ「新車」。
テールランプのレンズにも濁りがなくクリアな状態を保っていますね。
エンジンは1.8リッター4気筒。
許容回転数は8,400RPM、出力は195馬力。
タイミングベルト、ウォーターポンプ、テンショナー、ドライブベルトは昨年の6月に交換し、クラッチの調整とオイル交換も同時期に行ったようですね。
インテグラ・タイプRの内装はこうなっている
インテリアカラーはブラック。
シートやマットにも摩耗は見られず、こちらも外装同様に「新車」といって良いほど。
トランスミッションはもちろんマニュアル。
5速クロスレシオを介して前輪を駆動しますが、LSDが装備されているのもタイプRの特徴。
メーターにも退色ややけナシ。
リアハッチを開くと意外や開口部が大きく、これは現代のクルマと大きく異るところ(新型スープラはボディ剛性確保のために開口部がかなり狭い)。
こちらはシリアルナンバー。
こちらはオーナーズマニュアルや整備手帳、そしてメインキーやスペアキー。
ディーラー担当者の名刺まで入っていますね。
VIA:Bring A Trailer
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北米ではときどきインテグラ・タイプRの売り物が出てきますが、上述の通りいずれも高価。
そして値上がりを見越して「保存」する人も見られるようですね。