| ”黒ベースのオレンジアクセント”、”オレンジベースの黒アクセント”が与えたインパクトは過去最大級 |
991.2世代の911GT RSを997世代の911GT3 RS風にカスタムした車両が登場。
水冷世代の911GT3 RSは「996」世代から今に至るまで続いていますが、「オレンジ×黒」「黒×オレンジ」といったコントラストカラーは13年前の997世代(初期)911GT3 RSで初めて登場しています。
なお、当時は内外価格差、情報差がけっこう大きかった時代でもあり、アートスポーツなどいくつかのディーラーが並行輸入を行っていて、(当時911カレラに乗っていたぼくは)ちょっと安かった並行モノを購入しようかと真剣に考えたことも。
997世代の911GT3 RSが与えたインパクトは歴代911GT3 RSでナンバーワン
997世代の911GT3RSは、その性能よりも「カラーリング」のインパクトが強く(ただしこのコントラストカラーはオプション)、それはぼく以外の人々にとっても同様であったようで、多くのチューナーやショップが同じようなカラーリングを採用していたことでもわかります。
ちなみにぼくは、当時サブで乗っていたミニクーパーS(R56)をこの911GT3 RSの「ブラックベースのオレンジアクセント」と同じカラーリングにしようと思い(上の画像はオレンジベースのブラックアクセント)、ミニクーパーSのホイールを「オレンジに」塗装に出したのですが、ちょっとした手違いで「イエローに」仕上がってしまい、やむなく「ブラックベースのイエローアクセント」に変更したという過去も。
とにかくそれほど997世代の911GT3 RSのインパクトが強烈であったということですが、今回紹介する991.2GT3 RSのオーナーもカスタムの際にショップに依頼したオーダーが「997GT3RS風に」。
ただし今回の991.2GT3 RSと997GT3 RSとはちょっとカラーリングが異なる部分もあって、それは「フロントフードとルーフのカラー」。
というのもこの991.2GT3 RSはヴァイザッハ・パッケージが装着されており、よってもともとこれらにはカーボンファイバーが採用されているようですね。
そしてサイドの「911GT3 RS」ロゴも997世代のGT3 RS同様。
リアウイングもカーボン製で、「PORSCHE」のロゴが見えますね。
ちなみにこのヴァイザッハ・パッケージにはこれらカーボン製パーツの他、カーボンセラミック製のブレーキシステム、マグネシウム製のホイール、ロールケージが含まれます。
このヴァイザッハ・パッケージは918スパイダーにて初採用されたものですが、その後911GT3 RS、911GT2 RSにも採用され、ポルシェとしてはこのヴァイザッハパッケージを今後ひとつのブランドとして育てたい、というコメントも発しています。
なお、ポルシェは最新の992世代にも当然「911GT3 RS」を設定することになりますが、現在そのスペックは不明。
おそらくは4リッター水平対向6気筒エンジンを装備することになると思われ、かつ自然吸気を維持すると思われます。
そして「可変システム」を持つリアウイングを装備する可能性も高く、歴代モデル以上に大きなインパクトを与える可能性もありそうですね。
VIA:apmcustoms