| 海外版「ハイエース」の豪華版 |
トヨタが「第46回東京モーターショー」にて展示する新型車「グランエース」を公開。
ほかメーカーは「一気に」出展概要を公開しているものの、トヨタは「8つ」ある目玉のうち、一つづつを順に公開するという手法を採用しています。
そしてその第一弾が、このグランエースというわけですね。
新型車グランエースはフルサイズワゴンというセグメントに属し、そのボディサイズは全長5,300ミリ、全幅1,970ミリ、全高1,990ミリという堂々たるサイズ。
室内長は3,290ミリと超ロング、そして室内幅は1,735ミリなので、「幅だけ」見るとマツダ・ロードスターも収まる室内だということになります(長さはハミ出るけど)。
グランエースのデザインは「存在感」を強調
グランエースのネーミングについては、”スペイン語で「大きな/偉大な」を意味する「GRAN」と、英語で「第1人者・優れた者」を意味する「ACE」からの造語”だと紹介されており、名称においてもその大きさを示しています。
そしてトヨタいわく、グランエースのデザインにおいては「圧倒的な存在感と高級感」を強調。
さらにヘッドライトには「二眼式プロジェクター」を採用し、高級車にふさわしい先進性を表現した、としています。
なお、グランエースに採用されるエンジンは2.8リッター・クリーンディーゼル、トランスミッションは6AT。
駆動方式はFRだとアナウンスされています。
特筆すべきはリアサスペンションに新開発のトレーリングリンクを採用したことで、これは車格にふさわしい乗り心地を実現するためなのでしょうね。
グランエースのインテリアは「高級感」「快適性」重視
そしてグランエースのインテリアには木目調と金属調の加飾が多用され、メーターフードには本皮とステッチを施すことで、もっともよく目に入る部分での高級感を強調。
シートレイアウトは「3列6人乗り」と「4列8人乗り」を揃えており、セカンドシートとサードシートには「本皮キャプテンシート」を採用しています。
ロングスライド機能やオットマンも装備しているといい、「運転するよりも後ろに乗るクルマ」として設計されているということがわかりますね。
その他の装備としては「トヨタ・セーフティセンス(Toyota Safety Sense)」、「パーキングサポートブレーキ」、「ディスプレイオーディオ」といった装備を持つそうですが、前席と後席とを比較すると明らかに後席のほうが高級でもあり、やはりショーファードリブンカーとして購入されることが多いのかも。
現在、高級バンは東南アジアを中心に大人気
なお、このグランエースは、先にトヨタが東南アジア市場向けに発表した「ハイエース」をより高級な仕様へと手直ししたものだと思われますが、東南アジアではこういった「バン」が大人気。
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こちらは香港ですが、高級ブランドショップが並ぶとおりにはアルファードとヴェルファイアだらけ。
とくに高級なミニバンは東南アジアにおいて非常に人気が高いとされ、レクサスブランドからも「初」のミニバンが登場していますが、こちらは日本で発売されれば、東南アジアだけではなく、国内でも大変な人気を誇りそうです。
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VIA:TOYOTA