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アルファロメオの新型SUV「トナーレ」市販モデルの姿がリーク!アウディ、BMWなど他社との”デザイン比較試験”中

2019/10/09

| 自動車のテストにはいろいろな種類があるものだ |

アルファロメオは新型SUV「トナーレ」を発表するとし、そのコンセプトモデルを発表済み。
そして今回、そのトナーレ・コンセプトの画像がリークされていますが、これはFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)内にて、ボルボXC40、BMW X2、アウディQ3といった競合車種とのデザイン比較を行っている際の画像だそう。

クルマというのは不思議なもので、その車種単独で見ると恰好良く見えても、ほかメーカーのクルマと並ぶと印象が変わって見えることも。
おそらくアウディは、「ほかと並んだ」ときのことを考えてボディパネルのチリを狭くしたり、より先進的に見えるようなランプ類の意匠を採用しているのだと思われますが、自動車は発売に至るまでに、走行性能や安全性のほか、様々なテストを繰り返されている、ということがわかりますね。

トナーレは新世代アルファロメオの第一弾

トナーレ・コンセプトは今年のジュネーブ・モーターショーにて公開されたクルマで、そのデザインには33ストラダーレに採用された伝統の「フォーンダイヤル・ホイール」、「デュエット」や「ディスコヴォランテ・スパイダー風のサイドラインが与えられています。
アルファロメオいわく「アルファロメオの伝統を再解釈したクルマ」だとしていますが、現行モデルのいずれとも異なる新しいデザイン言語を採用しており、期待のかかるニューモデルでもありますね。

その名称「Tonale」については、ステルヴィオ(Stelvio)同様に、イタリアの峠の名称から取られた、とのこと。

今回のリーク画像を見るに、コンセプトモデルと高い類似性を持っていることがわかり、エンブレムから続くボンネットの隆起、シールド(盾型)グリルからヘッドライトへと続く意匠、フロントバンパーサイドのエアインテークなどが「そのまんま」。

一方で現実的な仕様へと改められたのはヘッドライトのサイズ、ドアミラー、そしてドアハンドル(後部ドアハンドルはコンセプトモデル同様、ピラーに埋め込まれている)。

alfa-romeo-tonale-2020

フロントフード、そしてノーズは可能な限り前の方へと延長され、「ロングノーズ」を演出していますが、これまマツダ、メルセデス・ベンツも好んで用いる手法ですね。

これによってスポーツカー的ルックスを持つことが可能となり、キャビンが妙にデカく見える「所帯っぽい」印象が薄れることになりますが、これ(所帯臭くない)を狙ったのは「後部ドアハンドル隠し」を見ても明らか。

とくにアルファロメオは以前から「後部ドアハンドル隠し」を積極的に行っており、見た目のスポーティーさ(SUVであってもスポーツカー、ひいてはクーペに見せたい)を追求する傾向にあるようです。※大矢アキオ氏もどこかでそう書いていたような気がする

alfa-romeo-tonale-2020 (1)

リアもやはりコンセプトカーに準ずるデザインを持っており、テールランプの「3つの発光エレメント」はそのまま継続。
ただし一方でヘッドライトはコンセプトカーにあった「3つ」を廃止していて、ここはちょっと残念な部分でもありますね。

そのほかテールパイプはかなり独特な形状を持ち、全般的に見て「アルファロメオらしい」、他社SUVとは異なるデザインを持つようです。

今回の「比較評価」がどのような結果となるのかはわかりませんが、おそらくこのまま市販されるのではと思わせる美しさ、そして完成度を持っていると思います。

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