| ブレーキはホワイトキャリパーのPSCB? |
新型ポルシェ911カレラGTSカブリオレのプロトタイプが走行中。
カレラGTSは「カレラS以上、ターボ以下」というモデルです。
「GT」と名はつくものの911GT3、911GT3RSに積まれる自然吸気エンジンではなく、GTSではターボエンジンを搭載することになりますが、フロントバンパーは「GT3」系に近い、3分割式のエアインテークを持つようですね。
なお、911「カレラ」系のエアインテークはこういった感じで「横長」となっており、ターボ系もこういった横長グリルを採用するであろうことが(プロトタイプから)判明しています。
ただしリアバンパーは「911ターボ」ルック
見たところ、フロント/リアフェンダーは911カレラ系と同じように見え、フロントフードも同様。
サイドステップ下部にはボディカラー同色ペイントが施されていますが、これは標準装備なのか、オプション装備なのかは不明です。
サイドから見ると、フロントのブレーキキャリパーは新しい形状を持つ「ホワイト」、つまりPCCBのようですが、リアはブラックキャリパーを持っていて、このあたりは謎が謎を呼ぶところ。
なお、ローターはハウジングとローターとの隙間が肉抜きされた形状を持っているようです。
ホイールは991世代同様に「センターロック」を採用していますね。
リアスポイラー、テールランプは911カレラ系同様に見えるものの、ナンバープレートの位置がちょっと高く、これは「新型911ターボ」同様。
そしてナンバープレートの下からは、おそらくはエアが排出されると思われるスリットを持っており、つまり新型911GTSは相当な熱=パワーを発生すると考えて良さそうですね。
ちなみに911カレラ系のリアはこうなっていて、新型911GTS/911ターボ系とはナンバープレートの位置が異なることがわかります。
全体的に見て新型911GTSはかなり特殊なポジションにあると言え、というのもフロントは「911GT3系」の顔つきを持ち、リアの構造は「911ターボ同様」であるため。
その意味では911シリーズの「おいしいとこ取り」といった感のある魅力的なモデルである、とも言えそうです。
VIA:Motor1