| エレクトリック時代に入って「ノマド」コンセプトを持つコンセプトカーやバイクが増えてきた |
インダストリアルデザイナー、Changmin Bae氏が秀逸なバイク、「アウディDNAコンセプト」を公開。
このDNAとは遺伝子のことではなく、「デジタル・ノマド・アウディ(DIGITAL NOMAD AUDI)」の略で、大学とアウディとの共同プロジェクトによって生まれたもの。
個人による所有ではなく、「シェアによる公共モビリティ」をイメージした3輪バイクというコンセプトとなっています。
アウディDNAコンセプトは「スーツケース内蔵バイク」
そしてアウディDNAコンセプトの開発におけるキーファクターは「スーツケース」「デスク」「ベンチ」「電動」「3輪(クルマの安定性と、バイクのエキサイティングさとをミックス)」。
こちらは使用イメージ。
「ノマド」というだけあって、いつでもどこでもノートPCなりMacBookなりを開いて仕事ができます。
スーツケースはこう。
車体中央に内蔵するイメージですが、キャスターが装着されている位置には、アウディのスポーツモデルに採用される「ディフューザー」がデザインされていますね。
こちらが想定される完成状態。
パワートレーンは「エレクトリック」なのでエンジンやガソリンタンクの位置を考える必要はなく、バッテリーを内蔵したセンターのベース部に全後輪ユニットを接続し、その上にスーツケースを載せる、という構造。
ハンドル操作はライダーが直接「タイヤを曲げる」のではなく、シルバーのカウル上に設置されたグリップをスライドさせることで前輪を動かす(ステアリング・バイ・ワイヤ)ようですね。
コーナリング時には車体が傾き、ヤマハ・トリシティやナイケンに採用される「LMW」のようなイメージです。
なお、アウディ自体はバイクを発表していないものの、これまでにはコンセプトモデルとして「電動自転車」を発表したことも。
加えて、同グループ内には「ドゥカティ」も保有しているので、”その気になれば”いつでもバイクを発売することができそうですね。