| ベースはマツダRX-8、オーバーフェンダーなどオリジナル要素も織り交ぜてチューンドカー風に |
なにかと話題の車の「レプリカ」を作成して展示する日本自動車大学校(NIHON AUTOMOBILE COLLEGE=NATS)。
今回はなんとマツダ・ヴィジョンRXコンセプトのレプリカを作成し東京モーターショーへと展示しています。
この車両は「NATS RX-STANCE」と命名され、今年の東京オートサロンに展示された車両ですが、”国際カスタムカーコンテスト”にて最優秀賞に輝いた、と報じられています。
ベースはマツダRX-8ですが、なかなかに完成度が高く、「それっぽい」雰囲気を出しているようですね。
マツダRXヴィジョン・コンセプトはこんなクルマ
マツダRXヴィジョン・コンセプトは2017年の東京モーターショーにてマツダが出展したコンセプトカーで、その後も海外の主要なショーへと展示。
世界中で大きな話題を呼び、市販化の要望が殺到したクルマでもあります。
RX-VISIONコンセプトは次世代スカイアクティブRロータリーエンジンを搭載し、全長は4389ミリ、全幅は1925ミリ、車高は1160ミリという、「かなり短く、かなり広く、かなり低い」クルマ。
ホイールサイズは前後20インチを採用します。
当時マツダは実際に市販化を検討したと言われるものの、コストがかかること、リソースを考えると「ほかに優先せねばならないクルマ」、つまり最近発売・発表されたばかりのMAZDA3やMAZDA2、CX-30やMX-30の開発を(当時)行わねばならず、それらを発売し、軌道に載せた後、そこから得た利益をもとにこのスポーツカーを開発する予定だったのかもしれません。
ただ、その後マツダが発売した新型車の売れ行きは「予想通り」とはゆかず、とくに北米ではその販売が芳しくないため、工場の稼働率も非常に低い状態であるという報道も。
その後マツダは日本においてスペースフレーム構造を持つスーパーカーと思しきクルマの特許を出願していますが、それがこのRXヴィジョンの市販モデルなのかどうか、そもそも実現の可能性があるのかどうかも謎のまま。
「NATS RXスタンス」はこんなクルマ
そこで今回NATSが東京モーターショーの無料エリアに展示しているNATS RX-STANCEですが、見た感じは確かに「RV-VISION」。
ただし完璧なコピーを作ろうとしたわけではなく、ボンネットの大きなダクト、「目立つように」取り付け方法と形状が強調されたオーバーフェンダー、ポリッシュ仕上げのホイールなど、チューンドカーっぽく見せる手法も採用しているようですね。
#NATS の #カスタムカー #RX #STANCE を #東京モーターショー に出展してますよ^ - ^ 皆様のご来場お待ちしてます❗️ ちなみに出展場所は無料区域ですからねー^ - ^ pic.twitter.com/gadxHpu1Ow
— 日本自動車大学校 (@NATS_info) 2019年10月27日
東京モータショー NATS RX-STANCEを出展しています。
— 日本自動車大学校 (@NATS_info) 2019年10月28日
ご来場の方は是非お立ち寄りください。 pic.twitter.com/KmvGi8C7UX
なお、日本自動車大学校はこれまでにも様々なレプリカというかカスタムモデルを発表していて、昨年にはトヨタ86をベースにした「ランボルギーニ・ウルス風の」ピックアップトラックを公開。
信じられないが本当だ!東京オートサロンにトヨタ86ベースのウルス”トラック”、マツダRX-8ベースのRXヴィジョン”風”カスタムカーが登場予定
さらにはスズキ・ジムニーをベースに、 メルセデスAMG G63 6x6のレプリカを作ったことも。
こちらはRX-STANCE、ウルス風トラックとは異なり、完全なる「レプリカ」を目指したようです(ただし、もちろんサイズは”縮小コピー”)。
VIA:NATS