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「めったに出ない(はじめて見た)」、ランボルギーニのV12エンジン単体が販売中。レア度からするとフェラーリ製V12エンジンよりも上

2019/11/12

| 積まれていたのはムルシエラゴ・ロードスター、走行わずか7,052キロ |

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ebayにて、ランボルギーニ・ムルシエラゴ・ロードスターに積まれていた「エンジンだけ」が出品中。
フェラーリの「エンジンだけ」はこれまでにもV12、V8ともに何度か出品されていたものの、ランボルギーニ製V12エンジンの出品というのは非常にめずらしい、と思います(少なくとも、ぼくははじめて見た)。

なお、即決価格は31,000ドルに設定されており、これは正直「かなりお買い得なのでは」とも考えています。

希少性を考えるとコレクション価値も高そうだ

出品者によると、このエンジンは2005年モデルのムルシエラゴ・ロードスターに積まれていたもので、事故を起こして廃車となるまでの走行距離は7,052キロ。
排気量は6.2L、エキゾーストマニホールド付き、エアインレットと電子式スロットルボディ、インジェクターとレール、ワイヤリングハーネス、ソレノイドバルブとセンサー、コイルパックも付属している、との記載があります。
なお、画像を見る限りでは非常に美しい状態で、コレクションとしても適しているかもしれません。

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この出品者はGT Auto Sparesという中古パーツ販売を主に行う業者のようで、ハイパフォーマンスカーやエキゾチックカーを得意とするようです。
購入対象、そして販売先は世界中に渡り、相当数のストックも保有しているようですね。

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なお、ランボルギーニはフェラーリ同様にV12エンジンに対して長い歴史を持ち、1964年に発売された”最初のランボルギーニ”である350GTの時点でV12エンジン(3.5リッター/270馬力)を搭載しています。
その後発売された400GT、イスレロ、ミウラ、ハラマ、エスパーダ等もV12エンジンを搭載していて、むしろ「V12エンジンじゃない」のはウラッコ、シルエットとジャルパ(V8)、ガヤルドとウラカン(V10)、ウルス(V8)くらい。

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ちなみにランボルギーニV12モデルの販売台数だと、アヴェンタドールまではこんな感じ。
フェラーリのV12モデル販売台数については調べていないものの、(調べるまでもなく)その歴史の長さからするにランボルギーニよりはずっと多いと思われます。
さらに「V8モデル」となるとフェラーリの販売台数は「ランボルギーニのV8、V10モデル」販売台数の比でないのは明白で、よって「フェラーリのエンジン単体」は中古市場に出やすいのかも。

350GT(1964-1966) 131台
400GT(1966-968) 247台
ミウラ(1966-1973) 765台
イスレロ(1968-1969) 225台
ハラマ(1970-1976) 328台
エスパーダ(1968-1978) 1,217台
ウラッコ(1973-1979) 607台
シルエット(1976-1979) 54台
カウンタック(1974-1990) 2,000台
ジャルパ(1981-1989) 179台
LM002(1986-1993) 301台
ディアブロ(1990-2000) 3,282台
ムルシエラゴ(2001-2010) 4,099台

そのためか「フェラーリのエンジンをスワップした」カスタムカーを見ることはあっても、ランボルギーニのエンジンに換装したクルマを見ることはまずなく、しかしこのエンジンさえあれば、「それが可能」ということになりますね。

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エンジンがまだ車体に搭載されていた時の状態はこんな感じ。

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そして取り外す前の状態はこう。※奥の軽トラが気になる・・・
フロントを破損し、かつ(ロードスターなので)プロテクションバーが飛び出した状態です。
おそらくは、修復して販売したときの価格(利益)、そして修復にかかるコストを考えた時、「バラして売ったほうがいい」という決断となったのでしょうね。

A1

VIA:ebay

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