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なぜか納屋にデロリアンを33年も放置していたオーナーが今になって外に出すことを決意。33年分の埃が積もるも「フルオリジナル」の貴重な個体

2020/01/04

| いったいなぜ33年も「ほったらかし」だったのかは全くの謎 |

1986年からずっと「倉庫に眠っていた」デロリアンが納屋から33年ぶりに出された、との報道。
これだけ長い間保管されていた理由と同様に、なぜ今になってこれを表に出そうと考えたのかは不明ではあるものの、このデロリアンについてはオーナーもわかっていて、保管していたのも、今回納屋から引っ張り出したのも同じオーナーだそう。

このデロリアンは「フルオリジナル」

ちなみにナンバープレートも「ついたまま」。
ナンバーがついているということは保管期間中も税金を払っていたということになりそうですが、その辺りの事情もまた不明。

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そしてさらに謎なのは「何も手入れをしておらず、ただ単に33年間放置していた、ということ。

よって33年分の埃が積もりっぱなしとなっていて、「大事に保管していた」わけではなく、将来の値上がりを目的に保存していたというわけでもなさそうです。
なお、このオーナーによると、保管前の走行距離は30,000〜40,000マイルほど。
デロリアンの発売時期を考えると、けっこうな距離を消化しているということになりそうですね。

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そして今回納屋から出す際にもドアグリップが破損していてドアを開くことができず、バールにてドアをこじ開けたそうですが、こういったことを考えても「完全に放置」していたということになるかと思います(タイヤも完全に空気が抜けている)。

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なお、「デロリアン」は実は会社名であり、車名は「DMC-12」。
ただしこの一車種のみを発売して会社が解散しているので、デロリアン=DMC-12だという一般的な認識となっているようですね。

外観のデザインはジウジアーロ、車体の構造やメカニズムの設計はロータス、そしてエンジンは2.9リッターV6、トランスミッションは3ATという構成です。

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その後、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」にて使用されるやいなや大人気となりますが、1982年には既に生産が終了しており(8,000台程度だと言われる)、入手困難な状況からプレミアが付くという状態が長く続いています。

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現在は事業を引き継いだ「新生デロリアン・モーター・カンパニー」が、当時のスペアパーツを使用して新しくデロリアンを組み上げて販売していますが、これは現代の安全基準ほかに合致せず、新規での登録は不可能、とのこと。

つい最近では、この新生デロリアンが「台風被害を避け」自社工場内に組み立てたデロリアンを避難させる様子をFacebookにて公開していますね。

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今回納屋から出されたデロリアンがどうなるのかはわかりませんが、「フルオリジナル」ということで多くの人がこれを欲しがるであろうことは間違いなく、相当な高値で取引されることになるのかもしれません。

VIA:Motorious

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