| 通常ラインアップとAMGモデルとではフロントグリルの形状や構造が異なる |
さて、精力的にニューモデルのリーク画像をアップし続けているインスタグラムアカウント、@cochespias。
先日は新型メルセデス・ベンツEクラスのリアを公開したところですが、今回は「フロント」の画像をリークしています。
インスタグラムにアップされた画像は2枚あり、ひとつは標準モデル、もうひとつはAMGモデルと思われる画像。
標準モデルの方は新しいヘッドライトにフロントグリル、そしてフロントバンパーが確認できますが、おおよそ現行モデルに近い意匠を持っているようです。
左の黒い「AMGバージョン」についてはグリル形状が変更されて台形へと変化していること(グリルフレームはなく、通常モデルのグリルとも形状が異る)、そして大きなダクトを持つフロントバンパーを装着していること、そして中央下部のダクトにはスリットもしくは格子状のルーバーを持つ構造が与えられていること(その下にはアクセントが取り付けられていること)がわかります。
新型メルセデス・ベンツEクラスはこう変わる
今回の「新型」メルセデス・ベンツEクラスについては「フェイスリフト(マイナーチェンジ)」の範疇にとどまりますが、ヘッドライト/テールランプの変更、それに伴う前後フェンダー、そして前後バンパーも(最低でも)変更されることになり、かなり大掛かりな改良だと言えそう。
この理由としては、「メルセデス・ベンツにとってEクラスが非常に重要(つねにフレッシュさを保つ必要がある)」であるということのほか、「ブランド内におけるデザインを全モデルで統一したい」という意向が関係しているのだと思われます。
意外にもメルセデス・ベンツはそのデザインを世代ごとに大きく変えてくるブランドですが(その割に全体の印象が大きく変わらないのは意図的な調整を加えているからだと思われる)、メルセデス・ベンツはラインアップが非常に多く、それぞれの発売時期もバラバラなので、それらのデザインを統一してゆくのは至難の業。
それでも統一するとなると各モデルフェイスリフトの時期に合わせてデザイン変更を行うということになりますが、そのため近年のメルセデス・ベンツにおけるフェイスリフトは比較的大掛かりなものが多いようにも感じられます。
なお、こちらは先日同じインスタグラムアカウントからリークされた新型Eクラスのリア。
これまでのテールランプに比較してデザイン/構造における変更範囲が広く、それでもメルセデス・ベンツは「コストをかけてでもデザインを統一してゆきたい」ということなのでしょうね。
そして近年のメルセデス・ベンツにおけるデザイン的特徴につき、フロントだと「細長いヘッドライト」「台形グリル」「シャークノーズ」ということになり、ヘッドライトのレンズにしても「膨らんだ」ハリのある形状が与えられる傾向があるようです(下の画像はメルセデスAMG GT63 )。
そしてリアだと横長テールランプ(その多くは下端が下がったデザイン)、全体的にはメルセデス・ベンツがSensual Purity(官能的純粋)と呼ぶ、エッジやラインを大幅に削減したなめらかなラインが特徴です。
これらはAMG GTに端を発し、そこから進化を続けているものだと認識していますが、今回の新型Eクラス、フルモデルチェンジ版となる新型Sクラス、Cクラスのスパイフォトやリーク画像を見る限り、とうぶん継続されそうに思います。
VIA:cochespias-Instagram