| 今後はボンネットから「エンブレムを取り付けるための窪み」が消えそうだ |
一時期は「複雑化」が流行した自動車メーカーのロゴですが、ここ最近は逆に「シンプルに」変化しているのがトレンドとなっています。
まずはミニが「2Dロゴ」へと変化し、昨年にはフォルクスワーゲンが「シンプルな」VWロゴへ。
さらにアルファロメオもカラーや陰影のない2Dロゴへ移行すると言われ、加えてアウディもロゴを変更するのでは、と言われている状況です。
そこで今回、BMWも「コンセプトi4」の発表にあわせてロゴの改定を行う、とアナウンスすることに。
BMWはこういったロゴの変遷をたどっている
発表とともに公開された画像を見るに、当然ながらシンプル化。
中央にはホワイトとブルーのプロペラマークが残るものの、その周りの黒い帯がなくなり、「BMW」という文字、その周辺にはリングがあるのみ。
これだとどのようなボディカラーとのマッチングも良く、今までのエンブレムに比較すると「使いやすい」かもしれませんね。
なお、車体に装着されている状態だと、BMW文字がある部分は「透明のプレート」に乗っているようで(正確に言うならば、一枚の円状のプレートにプロペラマークや文字、リングが乗っている)、透明部分とボディの塗装面との間に汚れが溜まらないのか、透明部分の(紫外線による)劣化はないのか等は気になります。
このエンブレムがすぐに車体に装着されるのはまだ先になりそうですが、そのあたり含め「調整中」なのかもしれません。
なお、BMWのエンブレム変遷はこんな感じ。
1997年には陰影がついた立体的なものへと進化していますが、その後思わぬスマートフォンの普及によって「二次元でも視認性が高い」ロゴへと変更する必要が生じた、ということになります(フォードやプジョー、ボルボ等も同じ時期に、より立体的で陰影がついたロゴへと移行している)。
同じ理由にて、ミニはこれまで立体的だったウイングエンブレムが・・・
こんな感じに。
フォルクスワーゲンはこういったロゴを採用していたものの・・・。
こんなにシンプルに。
そのほか、アルファロメオも現在はこういったロゴですが・・・・
先日発表されたジュリアGTA/GTAmではこんなシンプルなロゴが付与。
アルファロメオはすでに、車両に装着するエンブレムを順次「ブラックベース」に変更しているものの、ウエブサイト上では従来の「レッド、ネイビー、グリーン、シルバー」のロゴが使用されており、こちらも近いうちに簡素化されたものへと変更されてゆくかもしれません(110周年記念の6月あたり?)。