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ホンダのワイルドなスクーター、ADV150が売れまくっているようだ!バイクにも”クロスオーバー”の波が到来か

2020/03/08

| たしかにADV150は大変に魅力的なバイクだ |

ホンダが2月に発売したスクーター、ADV150が売れまくっている模様。
ホンダがADV150に設定した年間販売目標は3,000台であるにもかかわらず、発売日までにそれを遥かに超える4,000台を受注した、と報道されています。
もともとの3,000台がどんなものかということですが、PCX150の年間販売計画が1,200台とアナウンスされているので、もともとの(ADV150の)販売目標設定自体もけっこう多く、かつ実績がそれを上回った、ということになりますね。

ホンダが「ADV150」を2月に45万円で発売開始!加えてバイクの累計生産が4億台になったと発表し、奇っ怪な「自由(自動ではない)運転コンセプトカー」も公開

スクーターにも「クロスオーバー」の波?

ホンダによると、受注が好調な理由としては下記のとおり。

・タフなイメージのアドベンチャースタイルの外観
・軽二輪スクーターとして取り回しやすい車体サイズ
・市街地から高速道路まで快適に走行できる力強いエンジンと専用の足まわり
・前後輪のディスクブレーキや「エマージェンシーストップシグナル」など、安全性を意識した装備
・2段階の高さ調整が可能なスクリーンや「Honda SMART Keyシステム」など、利便性を高める装備

このADV150はすでにインドネシアにて発売されていた「アドベンチャースクーター」を日本市場において発売したもので、なんといってもその魅力はタフなルックス。

二段階調整スクリーンとその機構を全面に押し出したメカメカしいルックス、リザーバータンク付きのリアサスペンションが外観上の特徴。

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その他にも特徴は多々あり、LEDヘッドライトやLCDディスプレイ、LEDウインカー(CBR250RRと同じ)、そして随所に見られる「凹凸を用いた」ワイルドな演出もなされています。

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こういったアドベンチャー風スクーターはホンダ以外ではまず見られず(強いていえばヤマハBW'sくらい)、ホンダの目の付け所は「さすがだった」ということになりそう。
なお、バイクの販売ランキングを見ると、レブルやCBR250RRなどホンダ車の出現度が高く、ホンダのバイク部門は4輪部門に比較するとかなり好調であり、「ホンダらしさ」が受けていると考えて良さそうですね。※2019年度の126〜250ccのバイク市場におけるホンダの占有率は43.1%

いずれのカラーもまんべんなく売れている

そしてホンダが今回発表したリリースによると、ADV150における各カラーの販売比率は下記の通り。
特定のカラーに偏らず、ラインアップされている3色がほぼ均等に売れているようですね。

・マットガンパウダーブラックメタリック……35%
・ゲイエティーレッド……34%
・マットメテオライトブラウンメタリック……31%
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ホンダは独特のバイクを作っている

なお、ホンダは昔からユニークなバイクを作る傾向があり、その元祖はやはり「スーパーカブ」。
そのほか「モンキー」や「フュージョン」「ビート」、「(現行に至るまでの)ゴールドウイング」、あまり売れなかったものの「NM4」、現在だとグロムやレブル(初代、現行とも)もホンダらしいバイクですね。
CBR250RRはスーパースポーツという既存カテゴリに収まるものの、そのクラスを超えた過剰なまでの作り込みがまさにホンダ。

今回のADV150のヒットについては、やはりそのオフロード的ルックスが最大の理由かも。
現在はクルマにおいてもオフロードっぽい雰囲気を持つスズキ・ジムニーやトヨタRAV4の人気が高く、アフターマーケットにおいてもオフロード風味を強調するパーツが人気だと言われていますが、そういった動きがバイクにまでやってきたのだとも推測できますね。

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この「オフロード風味が支持される」背景にはやはりアウトドアブームがありそうで、となると(アウトドア人気を鑑みるに)まだまだこの傾向は続くことになりそう。
そしてアウトドアに通じるバイクだと、ホンダはほかにもクロスカブを発売しており、これもまたホンダらしい一台だと考えています。

VIA:HONDA

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