
| オデッセイにシビック・タイプRのエンジンとマニュアルトランスミッションを移植した“最強ミニバン”がSEMAで話題に |
この「オデッセイ タイプR」を待ち望んでいた人も少なくはないのかも
ラスベガスで開催中のSEMAショーにて、ひときわ注目を集めたのが「ホンダ・オデッセイ Type R」。
一見して普通のファミリーミニバンに見えますが、その中身がまるでレーシングマシンだと話題になっており、実際のところ「 シビックType Rのエンジンと6速マニュアル・トランスミッションを移植して最高出力550馬力を発揮するという驚異的な1台」となっています。
この車両はホンダ公式のプロジェクトではなく、Bisimoto(ビシモト)とJordan Distributors(ジョーダン・ディストリビューターズ)という独立系ビルダーによって製作されたワンオフモデル。
しかしその完成度は、まるでホンダ純正コンセプトカーのような仕上がりです。
シンプルだが迫力ある外観
このオデッセイ Type Rは、グロスブラックのエアロパーツを装着し、フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザーなどでスポーティに演出。
中央3本出しのエキゾーストパイプが「ただ者ではない」ことを主張しますが、こういった「タイプRならではディティール」がよりこのクルマにリアリティを持たせています。
さらにグリルとテールゲートには赤いホンダエンブレムとType Rバッジが輝き、足元にはシビックType R純正の19インチホイールを装着。
車高は調整式コイルオーバー式サスペンションの装着によって低められ、精悍なスタンスを実現しています。
シビックType Rの心臓を移植、出力は550馬力へ
エンジンルームにはシビックType R(FL5)に搭載される2.0リッター直列4気筒ターボ「K20C」を搭載。
ノーマルの315馬力からチューニングにより550馬力まで引き上げられ、ファミリーミニバンとは思えない、スーパーカー並みのパフォーマンスを誇ります。
驚きのマニュアル化
ノーマルのオデッセイはV6エンジン+ATのみの設定ですが、このType R仕様では6速マニュアルトランスミッションに換装され、「レザー巻きのシフトノブとアルミペダル」がなんともスパルタンな雰囲気を演出していますね。
内装は実用性そのまま
一方で3列シートやスライドドアなど、オデッセイ本来の実用性はそのまま残されていて、つまり「家族全員で乗れる、550馬力のマニュアルミニバン」という、他にはない存在となっているのも見逃せない点です。
ホットハッチの魂をミニバンに宿す
このオデッセイ Type Rはワンオフのショーカーで、残念ながら市販の予定はないといい、それでもスポーティな走りと日常性を両立できるという、“走る楽しさ”の本質を体現したという「意義」が非常に大きい存在です。
なお、このBisimotoはもともとホンダ車に非常に強く、過去にも「とんでもなくパワフルなオデッセイ」をリリースしたことで話題となっており、この1台はBisimotoらしい遊び心と技術力が融合した、まさに「父親がヒーローになれるミニバン」なのかもしれません。
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