| そのデザイン、カラーリングともに秀逸 |
なんともカッコいい2シーターロードスターが米ebayに登場。
その名を「Gagliardi VEX」というそうですが、なんとこれは987世代のポルシェ・ボクスターをベースにした、完全オリジナルデザインのコンプリートカーとのこと。
その販売価格は65,000ドル(670万円くらい)と安くはありませんが、どういったクルマなのかを見てみましょう。
シャシーそのものも延長
まず、このGagliardi VEXは、単に「ガワを替えただけ」のクルマではなく、ボクスターのシャシーそのものを(シート後方から)30.5センチ延長しており、そこからスチール製のボディパネルを組み付けています。
こちらは製造中と完成状態。
外装は鉄板をつなぎ合わせて作られたということがわかりますね。
Aピラーの角度も変更され、単なるカスタムカーの域を出ていると言っても過言ではなさそう。
全幅は2.03メートル、全高は1.11メートル。
ランボルギーニ・アヴェンタドール並みの広さを持ち、しかしアヴェンタドールよりも「低い」ということになります。
ボクスターがもともと備える電動格納式ソフトトップは廃止され、代わりにリムーバブル式のハードトップを装備していますが、このハードトップは取り外した後、シート後方に収納可能だそう。
サイドから見ると非常に美しいシルエットをもつことがわかりますね。
再利用されたボクスターのパーツはドアミラーとドアハンドルのみで、その他は全て入れ替え済み。
サイドウインドウすらも専用品となっています。
フロントはシャークノーズ、そしてサイドステップは「一旦くびれて、そこから張り出す」ことによって視覚的にも前後フェンダーのワイド感を強調。
リアウイングはなんとリトラクタブル式。
テールランプやリアディフューザーもオリジナル形状を持っています。
そのデザイン、カラーリングなど「相当に高いレベルにある」と言えそうです。
こちらはGagliardi VEXのインテリア。
メーターやエアコン吹出口などにボクスターの面影を感じるものの、マットやシート、ステアリングホイールの張替え、さらにはセンターコンソールのデザイン変更によって、エクステリア同様にエキゾチックな雰囲気が演出されています。
なお、ebayに登録された画像を見るに、ホットウィールが開催した「優勝すれば、自分の作ったカスタムカーをホットウィールとして発売してもらえる」というコンテスト、「ホットウィール・レジェンドツアー」のために作られた車両のようですね。
優勝したら自分の考えたクルマをホットウィールにしてもらえる」大会。5,000台ものエントリーから最優秀賞に輝いたのはこのクルマ
VIA:ebay