| 「実現しないであろう」ものから「登場間違いなし」まで |
さて、ニューモデルが発表されると必ず登場する「もしも」系レンダリング。
今回はジュネーブ・モーターショーにて発表される予定で、しかしショーが中止になったためにオンラインにて発表されたスーパーカーやハイパーカー、限定モデルを「バーチャルカスタムした」CGが、数名のデザイナーたちによって公開されています。
ここで「もしもこんなクルマがあったなら」というレンダリングを見てみましょう。
ブガッティはシロンのオープンモデルを作らない?
まずはブガッティ・シロン・プル・スポールをオープン化したレンダリング。
しかもただのオープンではなく、フロントスクリーンが存在しない「スピードスター」です。
なお、近年この「スピードスター」は一つの流行となっていて、アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターや、ポルシェ911スピードスター、さらにはフェラーリ・モンツァSP1/SP2、マクラーレン・エルヴァ、アストンマーティンV12ロードスターなど様々な限定モデルが登場していますね。
ただ、ブガッティについては実際にスピードスターを製造する可能性が限りなく低く、というのも「シロンは構造的にオープンカーを前提として設計されていないから」。
ただ、スピードスターはこれ以上無い排他的なボディ形状でもあり、同時にコレクション価値も高いため、ブガッティとしては「なんらかの手段を考えている」のかもしれません。
レンダリングのベースとなったシロン・プル・スポールは、シロンをベースに数十キロの軽量化、エンジンの高回転化、スプリングレートのハード化(フロントで65%)、ギアレシオの15%短縮などを行った「超ハードな」限定モデルです。
アルファロメオがジュリア・クーペを発売する可能性もまた低い
そして次はアルファロメオ・ジュリアGTA”クーペ”。
アルファロメオは限定500台、そして37馬力のパワーアップ、100kgの軽量化を達成したジュリアGTA/GTAmを発表していますが、これはベースがジュリアである以上、「4ドア」というパッケージングを持っています。
それを「クーペ」にしたのがこのレンダリングということになりますが、やはりクーペボディはかなり魅力的。
アウディRS5クーペあたりと直接競合することになりそうですが、実際に発売してほしいと思わせるだけの出来栄えを持っていますね。
マクラーレン765LT”スパイダー”発売は時間の問題
マクラーレンが「最新LT(ロングテール)」として発表したのが765LT。
720Sをベースに軽量化を追求したうえで足回りを固め、ステアリングレスポンスをクイックに、エアロダイナミクスも改善し、もちろんパワーアップも果たしたスーパーカー。
0-100km/h加速2.7秒というガソリン車最速レベルの加速を誇ります。
マクラーレンはこれまでの675LT、600LTにもオープンモデルを追加しているので、765LTにもオープンモデルすなわちスパイダーを発売するのは間違いなさそう。
そしてマクラーレンはクーペ、オープンともに「変わらない」パフォーマンスを持たせているので、675LTもオープン化に際して犠牲にするものはなにもないだろう、と考えられます。
もうどこにも敵はいない!マクラーレンが驚異のスペックを誇る「765LT」発表。-79キロ、765馬力、0-100km/h加速2.7秒
「バカラル」クーペはもしかしたらアリかも
ベントレーがそのスペシャルモデル製造部門、「マリナー」から発表したのが「バカラル」。
1930年代以来という2シーターレイアウトをもつスピードスターで、ベントレーらしく優雅で豪華な作りを持つクルマです。
ベースはコンチネンタルGT、そしてエンジンは6リッターW12ツインターボ、出力は650馬力。
わずか12台に生産が限定され、その価格はおよそ2億2000万円くらい。
現在全て買い手がついているといい、すでに売り切れという状態や、この価格設定はベントレーに相当な利益を落とすであろうことを考えると、ベントレーは「バカラル・クーペ」を追加でリリースするんじゃないかとも考えています。