| これだけ早いタイミングで改良を行ってきた例はあまりない |
さて、北米においてはすでに発表済みとなる「エンジン改良型GRスープラ」が日本でも発表に。
これと同時に特別仕様車「RZ Horizon blue edition」を100台限定にて、そして初回分が一瞬で売り切れた「マットストームグレーメタリック」のボディカラーを持つスープラRZを27台のみ追加で販売する、ともアナウンスしています。
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ブランニューモデルとして発売された後、これだけ早いタイミングで大幅な出力向上を行う例はあまりなく、おそらくはメインマーケットである北米での販売失速に対応すべくパワーアップを行い、その恩恵を日本や欧州が受けたということになりそうですね(北米ではさらに大幅値引きも実施されている)。
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今回の「エンジン改良型」スープラについては北米向け同様、RZに搭載されるB58型3リッター直6ツインターボの出力を従来比+14%の387馬力へと向上。
さらにはフロント部にブレースを追加してボデイ剛性の向上を図ったうえ、サスペンションについても再チューニングが図られ、コーナリング中の安定性が向上したとアナウンスされています。
こちらが新旧GRスープラのスペックですが、発売からわずか1年でこの改良はちょっと(既存オーナーにとって)酷かも。
トルクは変わらず、しかし0-100キロ加速は0.2秒も向上し、重量は+10kg(これはブレースバー追加のためだと思われる)。
従来型GRスープラ | 新型GRスープラ | ||
最高出力 | 340PS | 387PS | |
最大トルク | 500Nm | 500Nm | |
重量 | 1520kg | 1530kg | |
0-100km/h加速 | 4.3秒 | 4.1秒 |
なお、価格についてはSZが4,995,000円、SZ-Rが6,013,000円、RZが7,313,000円。
これまでの価格はSZが4,900,000円、SZ-Rが5,900,000円、RZが690万円だったので、パワーアップされていないSZとSZ-Rも値上げされているということになりますね。
スープラRZホライゾンブルー・エディションはこんなクルマ
そして今回の改良版における目玉が「RZホライゾンブルーエディション」。
ボディカラーのホライゾンブルーがその名の由来ですが、さらにマットブラックにペイントされた19インチホイール、インテリアでもアルカンターラとブラックレザーを組み合わせた内装が与えられ、メーターフードやドアパネル、ステアリングホイールにはブルーステッチが施されている、とのことで、外装に小さな違いはあれど、北米向けに設定された「GRスープラ A91エディション(下の画像)」にも似た内容を持つようですね。
このRZホライゾンブルーエディションについては4月28日から受注受け付けを開始し、「成約順」つまり早い者勝ち。
ちなみに価格は7,413,000円なので通常モデルの10万円増しにとどまり、特別装備を考慮に入れると「お買い得」だと言えそうですね。
もう一方の限定モデル、RZマットストームグレーメタリックについては4月28日から5月24日までWEB限定にて商談申し込みを受け付け、その後抽選にて商談権を割り当てる、としています。
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