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スゴいな移動式オービス!5月13日からの1週間、愛知のみで前年比+1500件となる2500件を速度超過にて検挙

2020/05/25

| 愛知県警はアグレッシブな速度取締で知られる |

さて、現在日本中で猛威を振るう「移動式オービス」(可搬式、仮固定式とも呼ばれる)。

これは速度計測に「レーザー」を使用するので従来のレーダー探知機では察知が難しいということ、そのサイズがコンパクトなのでどこにでも設置できる(まさかそんなところに、という場所にまで)こと、予告標識を設置しないケースが多いことから非常に高い検挙率を誇ります。

加えて4月、5月の自粛期間中は(道路が空いているので)多くのクルマがついついスピードを出しすぎてしまい、愛知県警交通部によると「2時間で50件以上もの速度違反を検挙した」とのこと。※愛知県警は早い段階から移動式オービスを積極導入し、アグレッシブに取締を行っている

移動式オービスは手に負えない

さらに愛知県警によると5月13日からの1週間で約2,500件もの速度超過を検挙し、これはなんと前年比で+1,500件。

これらすべてが移動式オービスによるものではないかもしれませんが、上のツイートを見る限りでは「大きく貢献した」のは間違いなさそうですね。

なぜ移動式オービスは速度違反検挙率が高いのか

移動式オービスについてもうちょっと詳しく見てみましょう。

これは正式名称「可搬式速度違反自動取締装置」と呼ばれるものだそうですが、サイズがコンパクトでどこにでも設置でき、警告看板なしで速度違反を取り締まり、後日呼び出しを行う形式を取ることが多いようですね。

少人数で行える、その場できっぷを切らない、設備がコンパクトという利点を活かし、ゲリラ的かつ物陰からこっそり狙うことも多く、レーザー採用のため非常に正確なのか「ほんのちょっとの速度超過(10km/hオーバーくらい)」でもしっかり切符を切られたという報告もあるようです。

なお、従来の「固定式」オービスは速度計測に電波を使用していて、これまでのレーダー探知機はこの電波を受信することでドライバーへと「取締を行っているということ」を知らせてくれたわけですね。

これに対して移動式オービスは上述の通り、電波ではなく「レーザー(光)」を使用して速度を計測するので、いままでのレーダー探知機ではこれを受信して警告を行うのが構造的に不可能となっています。

そのため、現在ではレーダー探知機製造メーカー各社からは「移動式オービス対応」製品が発売されており、背面にこういった「レンズ」が装着されていることが特徴です(画像はユピテルLS310)。

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なお、こちらはオービスガイド全国調査員による、レーダー探知機がどう反応するのかを収めた動画。
正直、移動式オービス対応のレーダー探知機がなければ、まず減速が間に合わないだろうと思われるほど(移動式オービスが)コンパクトであることがわかります。

こちらは移動式オービス設置の様子と取締の様子。

よく言われる通り、「気づいたときにはもう間に合わない」ほど周囲に溶け込んでいることがわかりますね。

オービスガイドによれば、移動式オービスにはこういった種類があり、現在導入されているのは40都道府県(いずれは日本全国に拡大予定)。

逆に導入されていないのは山形、新潟、茨城、和歌山、鳥取、徳島、高知、熊本あたり。

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こちらは「小型」移動式オービス。

もちろんスピード違反をしないにこしたことはありませんが、流れに乗って「知らずしらずに速度が出ていた」ということもあり、そういったときのために備え、移動式オービス対応レーダー探知機を取り付けておいたほうがいいかもしれませんね。

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参照:愛知県警交通部(Twitter), オービスガイド全国調査員, 取締り速度, Yupiteru

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