| レクサスRXは、レクサスとしては例外的にカナダで生産されている(北米向けのみ) |
レクサスUSAが北米市場向けとして、限定モデル「RXブラックライン」を投入する、と発表。
これは先般、一部改良が発表されたRX(F Sport)をベースにしたもので、ダーク仕上げのグリルサラウンド、ブラックのボディサイドグラフィック、やはりブラックのホイールを装着していることが特徴です。
レクサスUSAはこの「ブラックライン」を積極的に展開しており、これまでにもIS、GS、NX等に設定されていますね。
このブラックアクセントは新しい
今回のレクサスRX「ブラックライン」につき、外観上のもっとも大きな特徴はやはり「サイドのブラックアクセント」。
RXのプレスラインにあわせたデザインを持ち、よりアクティブなイメージを車体に与えているように思います。
なお、ボディサイドそしてリアフェンダー前の「後ろに向かって上がってゆく」プレスラインはレクサスが好んで(一部モデルで)使用するものでもあり、今後ISやUX、NXなど同様の意匠を持つモデルにも(このブラックアクセントが)採用される可能性もありそうです。
この「ブラックライン」が設定されるのはRX350とRX450hの2車種だとされ、限定台数はそれぞれ750台と250台。
価格についてはRX350ブラックラインが50,635ドル(邦貨換算で約537万円)、RX450hブラックラインが51,885ドル(邦貨換算で約550万円)。
ちなみに日本だとRX300 F Sportが612万円、RX450h F Sportが757万円なので、北米でのRXはかなり安い、ということに。
参考までに、レクサスは基本的に全モデルが日本国内にて生産されているものの、RXは「北米で最も売れるモデル」ということからか、(北米向けの車両については)カナダ・オンタリオ州のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダ(TMMC)にて行われている、と報じられています。
もうひとつ参考までですが、自動車業界については、かつて北米が世界最大の市場であったことから、そして他社との競争という観点から、各自動車メーカーとも車両価格を(本国よりも)安く設定する例が多く、それが今でも慣習として残っているようにも思えます。
そしてアメリカの場合、その所得はずっと増え続けており、日本では逆に平均所得が(バブル以降)基本的に伸びていないので、「所得に対する自動車の価格」が日米で大きく差が開いているものまた事実です。
レクサスRXブラックラインのインテリアはこうなっている
そしてこちらはレクサスRXブラックラインのインテリア。
構造的に変わるところはなく、変化があるのはレザー部分へのブルーステッチ、そしてマットへのブルーの縁取り。
そのほか、専用のキーケース(ブラックレザーにブルーステッチ)も付属するようですね。
そのほか、これまでのレクサス「ブラックライン」同様に専用のゼロハリバートン製バッグが展開されるのも特徴で、26インチサイズのスーツケース、22インチのトロリーが用意されています。
これらのバッグについては、レクサスロゴが付与され、内張りが「スピンドルグリルモチーフの」デザインになっている、とのこと。
参照:Lexus USA