| 日産としては市場の反応の薄さに「拍子抜け」? |
さて、新型フェアレディZプロトタイプが発表され、ここ最近にはないほどの衝撃を各方面に与えていますが、これについては賛否両論あるようで、歓迎する声もある一方、否定的な意見もあるようです。
歓迎派については素直に新型登場を喜ぶものから「マニュアル・トランスミッション」の設定を評価する声、否定派としては「強い個性が感じられない」「過去の焼き直し」といったものも。
意外や新型フェアレディZのデザインはあまり評価が高くない?
そして意外なのはそのスタイリングを評価する声が少ないことで、新型フェアレディZの登場を肯定的に受け止める人々ですら、さほど高い評価を与えていないようにも見受けられます。
なお、日産は、新型フェアレディZのデザイン的方向性について、「未来か、レトロか」を検討したといい、これまでの歴史、モデル別販売台数、それまでのファンの数を考慮してレトロ路線に決定したと述べていますが、S30を愛する人々は「S30だから」そのクルマを愛しているのであり、「S30のようなナリをした別のクルマ」には感情移入できないのかもしれませんね(なんとなくわかるような気がする)。
なお、コンセプトモデルが発表された後にデザインが酷評され、のちの市販化にあたりデザインが改められた例としては「ベントレー・ベンテイガ」「アストンマーティンDBX」がありますが、フェアレディZについては「デザインはほぼ完成」ともコメントされており、ここから大きく何かがかわることはないのかもしれません(イキナリ路線が変更されたらビビる)。
さっそく新型フェアレディZの新バリエーションが登場
そして新型フェアレディ発表の熱もさめやらぬ今、さっそくいくつかのバリエーション展開を行った際の予想CGが登場。
まずはニスモバージョンですが、これは日産のフェアレディZ開発責任者でもある田村宏志氏が言及している通り、登場するのはほぼ既定路線。
発表されたフェアレディZプロトタイプに対してフロントリップやサイドステップ、リアスカートそしてウイングを装着し、ホイールや各部のカラーを「ニスモっぽく」変更しています。
また別のアーティストの作品ですが、GT-R NISMOを新型フェアレディZへと取り込んだレンダリング。
なかなかに雰囲気が出ていますね。
こちらはフェアレディZ”ロードスター”。
このオープンモデルについて、田村宏志氏は「現在検討中であり、答えは出ていない」と語っており、投入するかしないかはまだまだ結論が出そうにありません。
ただ、昨今ではオープンスポーツの人気が低く、現行370Zについても「まず先にオープンモデルが廃止された」ことを考えれば、新型フェアレディZロードスターの発売を望むのは難しそうですね。
そしてフェアレディZ”シューティングブレーク”。
こちらは過去に登場した例はなく、ウワサすら無いモデルなので、CGアーティストの単なる希望ということなりそうですが、ほかに競合が存在しないだけに「意外と人気が出るんじゃないか」と思ったりします。
参照:X-Tomidesign