| フェラーリ308は比較的手を出しやすいネオクラシックモデル |
マッジョーレによってレストモッド(レストア+カスタム)されたフェラーリ308、「308M」が公開。
これは308を現代のデザイン技術と素材、加工方法によってアレンジしたもので、たとえばボディパネルはすべてカーボンファイバーにて作り直され、その幅は5センチワイドに。
ただしオリジナルのデザインも尊重されており、ホイールはオリジナルの「スター」形状を維持しながらもサイズは17インチへとアップしています。
まさにその仕様は「現代的」
細部を見てゆくと、ヘッドライトは「リトラクタブル」が廃止されて固定式に、そして本来ヘッドライトのあった位置にはバー状のLEDデイタイムランニングランプ(グリル内にあるプロジェクターが実際のヘッドライト)。
フロントスポイラーもセンターがカーボンファイバーに改められるなど、現代的な意匠を持つようですね。
フロントのエンブレムは訴訟を避けるためか、フェラーリのエンブレムからオリジナルへと変更済み。
サイドステップ、リアフェンダー上のインテークに取り付けられたガイド、リアクォーターウインドウ、リアフードも新しく変更された部分です。
ルーフスポイラー、リアディフューザーも「現代風」ですね。
そしてテールランプはLEDへ。
まるで現行フェラーリV8モデルのような印象です。
ディティールの変更はあれど、そのプロポーションは紛れもない308。
ブレーキシステムもブレンボ製のレーススペックへとアップグレードされ、サスペンション(ダンパー)もコニ製の競技対応品へと交換済み。
トランスミッションは5速マニュアル。
もともとのV8エンジンはいったんオーバーホールされて排気量は2.9リッターから3.1リッターへ、そして出力は300馬力へ(もともとの308の最高出力は252馬力)。
うっすら見えるシートは、そのステッチから察するに、現行フェラーリを模したもの、もしくは現行フェラーリからの移植かもしれません。
もちろんインテリアは「総張替え」となり、レザーに加えてアルミニウムやカーボンファイバーがアクセントとして用いられている、とのこと。
フェラーリ308はカスタム車両として大人気
なお、フェラーリ308は比較的安価で購入できるためか現在カスタム市場での「要注目車種」。
これより古いフェラーリは価格が上がってしまい、かつカスタムなど恐れ多くてできない現状となっていて、この後の世代だとこれまた高値。
よって308が価格的にも、マインド的にも「カスタムしやすい」ということなのかもしれませんね。
ごちらは308GT4の「ラリーカー風」カスタム。
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