フェラーリ308GTBはグラスファイバーボディを採用した最初の量産フェラーリ
リバティーウォークがフェラーリ308GTBをお馴染みオーバーフェンダーにてカスタム。
今回公開されたのはフロントバンパー、リアウイング、ワイドフェンダーのセット”LB-WORKS 308 GTB Complete Body kit”となり、その価格は1,285,200円(FRPのみ)。
単品だと「LB Front Bumper」507,600円、「LB Rear Wing」270,000円という設定で、オーバーフェンダーは「セット」でないと入手できないようですね。
なお、オプションとしてエアサスペンションが95万円にて用意されています。
最近のリバティーウォークはレッドとブラック、そしてアドバンがお気に入り
このリバティーウォークによるフェラーリ308GTBはなかなかに格好良く、レッドのボディにブラックのオーバーフェンダーそしてドアミラー(ビタローニ)のコントラストが効いている、と思います。
雰囲気的にはフロントスポイラー、リアスポイラーのおかげで「街道レーサー」。
オーバーフェンダーはフェラーリ308の雰囲気に合わせたシンプルかつ小ぶりなものですね。
そしてエアサスによって車高はベッタリ落ちています(もしかすると全高は1メートルを切っているかも)。
ボディ、そしてタイヤにはADVANのレター入り。
リバティーウォークはここ最近、レッドとブラックとの組み合わせ、そしてADVANのロゴを積極的に使用しているようですね。
ホイールやテールパイプ、エンブレム類は「ブラック」へと変更され、テールランプもおそらくはスモーク加工されているように見えます。
フェラーリ308GTBは1975年に登場した「スモールフェラーリ」で、エンジンは2.9リッターV8(ドライサンプ、255馬力)。
これをミッドに搭載し5速マニュアル・トランスミッションを介して後輪を駆動。
デザインはピニンファリーナで、面白いのは1975年モデルのみボディが「グラスファイバー」。
これはストライキによってスチールボディの生産が難しかったためとされ(イタリアはけっこうストライキが盛んだった。ランボルギーニもこの影響でカウンタックの開発が遅れるといった事情があり、フェルッチョ・ランボルギーニが会社を売却した遠因の一つと言われる)、しかし車体重量がスチールボディに比較して210キロ軽い1090キロになるというメリットも。
なお、グラスファイバー製ボディを採用した量産フェラーリは308GTBが「初」。
ボディサイズは(ノーマルで)全長4230ミリ、全幅1720ミリ、全高1120ミリと非常にコンパクト。
1980年までに2897第が生産されるヒット作となっており、後継モデルは「328」。
派生モデルとしては「最初のスペチアーレ」と言われる288GTOが存在します。
なお、後ろに見えるのはおなじくリバティーウォークによる「族車カスタム」のランボルギーニ・ミウラ(ベースはフォードGTのレプリカ)。
フェラーリ308GTBのカスタムは近年脚光を浴びつつある
なお、フェラーリ308GTB/GTSの価格は比較的「手頃」なせいか、これをカスタムするチューナーもちらほら。
レストモッドほか、EVにカスタムしたチューナーも登場しています。
こちらは「当時」行われたカスタムですが、ナイジェル・マンセル経営のショップがV8エンジンをV12エンジンへとスワップしたもの。
VIA:LibertyWalk