| アストンマーティンは豊富な資金、メルセデスAMGのバックアップを得て一気に展開を加速 |
経営陣を一新し新しい展開に意欲を見せるアストンマーティン。
今回なんと、既存車種のバリエーションを「2年で10モデル」追加するとコメントして周囲を驚かせています。
なお、新しいアストンマーティンCEOは前メルセデスAMGのボス、トビアス・メアース氏が務めており、同氏はメルセデス・ベンツから送り込まれたと考えてよく、というのもアストンマーティンとメルセデスAMGとの関係性をより強化する意向を示しているため。
アストンマーティンはメルセデスAMG製エンジン、ハイブリッドシステムの採用を拡大
さらにアストンマーティンはメルセデスAMG製エンジンの採用範囲、そしてハイブリッドシステム採用を拡大すると報じられ、これによって一気に車種を拡張するものと見られます。
なお、DBXについては2年以内に2車種を投入するとしており、そのうち1車種は「ハイブリッド」だとも報じられているものの、”もう一台”については不透明。
アストンマーティンは現在DB11、ヴァンテージ、DBX、DBSスーパーレッジェーラの4車種を持っていますが、これに10モデルを追加するとなると、1車種あたり2〜3モデルを追加することになり、けっこうな台数が増えるということに。
ただしヴァンテージ、DBSスーパーレッジェーラ、DB11についてはオープンモデル(ロードスターもしくはヴォランテ)を持っているのでこれ以上ボディ形状違いが投入されるとは考えにくく、であればやはりエンジンのバリエーションを増やすということになりそうですね。
ちなみにアストンマーティンは「AMR(アストンマーティンレーシング)」ブランドを持つものの、こちらについては今後注力するのか、それとも「様子見」なのか、はたまた「フェードアウト」なのかも不明です。
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アストンマーティンのV12エンジンについて去就は不明
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現時点ではターボの採用にてCO2排出量を引き下げてはいるものの、まだまだ対策は不十分だと考えられ、このままだとV12エンジン廃止の危機も考えられます。
ただ、仮に「全ラインアップにプラグインハイブリッドを追加」すればメーカー全体としてのCO2排出量を大きく引き下げることができ、これによってV12存続の道が見えてくるのかもしれませんね。
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