| BMWはシリーズ間で顔つきを変えたいという意向を持っている |
さて、BMWはエレクトリックモデル、そして既存モデル双方において積極的な展開を見せていますが、デザインにおいても大きな進展を見せており、X7やX5では巨大キドニーグリルを導入し、新型4シリーズ、そしてM3/M4では「バーチカルキドニーグリル」を採用したばかり。
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BMWのデザイン改革は止まるところを知らない
そして新たなるデザイン的進化と考えられるのが「二段ヘッドライト」で、これは最近テストされている新型X7、そして7シリーズのプロトタイプに見られる構造です。
今回ロシアのカーメディア、Kolesaが公開した新型7シリーズの予想レンダリングもこういった「テスト中のプロトタイプ」を参考にして作成したものですが、まだまだプロトタイプだと艤装が厚く、実際にどういったルックスになるのかは五里霧中。
BMWはモデルごとにデザインを分けたい
ただしBMWは「高級車は高級車らしいデザインを持つべき」「シリーズごとにデザインを分けたい」とも語っており、7シリーズやX7、X5に大きなグリルを与えるのもこの戦略に従ったもの。
つまり上位のシリーズは「より強い押し出しを持たせ、高級さをアピールすべく」グリルが巨大化しており、4シリーズについては「パフォーマンスとスポーツ性を強調するため」バーチカルキドニーを装備しているわけですね。
よってスポーティーなシリーズに「巨大グリル」が与えられるわけではなく、高級なシリーズにバーチカルキドニーが与えられるわけではない、ということになります。
それを鑑みるに、新型7シリーズや、フェイスリフト版となるX7が「フラッグシップ専用」となる押し出しの強い顔つきを持つ可能性は非常に高く、そしてその顔つきはロールスロイスにて採用されているような「巨大グリルに薄くコンパクトなヘッドライト」となる可能性もありそう。※ロールスロイスはBMWによって保有されている
なお、BMWが個性的な顔つきを採用するのは「中国対策」だとも言われていて、となると中国で絶大な支持を誇るロールスロイスの手法を取り入れるとしてもおかしくはないだろう、とも考えています。
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参照: Kolesa.ru, Motor1