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え?これがランボルギーニ?しかも公道走行OK?ウラカンをベースに1200馬力、1200kgにチューンされた「ザイラス(Zyrus)LP1200ストラーダ」発表。改造車ながらもニュル最速はカタそうだ

2020/12/29

ランボルギーニ・ウラカンの改造車、Zyrus LP1200ストラーダ

| まさか本当にこのZyrus LP1200が発売されるとは思ってなかった |

さて、以前より開発中だと報じられていた「ザイラスLP1200」の公道版、ザイラスLP1200ストラーダが発表に。

このザイラスLP1200は、ノルウェーのチューナーであるザイラス(Zyrus)がランボルギーニ・ウラカンをベースに作り上げたコンプリートカー。

ツインターボによって加給されて出力は1200馬力に、そして車体重量は1200kgにまで軽量化されています。

生産台数は24台に制限され、12台はサーキット走行専用(下の画像)、残る12台は公道走行可能な仕様を持つ(今回発表された)ようですね。

【動画】1200馬力、重量1200kg、ダウンフォース1200kg!ランボルギーニ・ウラカンを徹底的にチューンした「ザイラスLP1200」見参

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ザイラスLP1200の開発にかけたのは2年以上

なお、ザイラスによると、このLP1200の開発にかかった時間は2年以上、走行した距離は6,000キロ以上。

エンジン本体は5.2リッターV10をそのまま使用していますが、上述の通りツインターボが装着されて通常時でも900馬力を発生し、「トラック(サーキット)モード」だと1200馬力にまでパワーアップが可能。

参考【動画】出力1200馬力、重量1200kg、ダウンフォース1200kg!ランボルギーニ・ウラカンのコンプリートカー”Zyrus LP1200”が今解き放たれる!

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ザイラスLP1200ストラーダの見た目は完全にレーシングカー

その馬力にふさわしく、ザイラスLP1200の見た目はもう完全にレーシングカー。

ボディパネルは(おそらく)ドアとルーフ以外はすべて置き換えられており、極端にワイド化されています。

あちこちにダウンフォース獲得のためのパーツが装着されるのはサーキット走行専用モデル、公道走行専用モデルともに同じですが、公道走行版”LP1200ストラーダ”ではリアウイングが「ボディ一体型」に。

おそらくこれは「リアウイングを巨大化したいが、フロートマウントだと、ボディより後ろにはみ出したときに登録できない国がある」ため、ボディ構造の一部に収めたのだと思われます。

Zyrus-Lamborghini-Huracan-2

そしてその甲斐あってかザイラスLP1200ストラーダのダウンフォースは時速200キロの時点でなんと2,010キロのダウンフォースを発生するのこと。

なお、この2,010kgというのは市販車最強だと思われ、というのも「市販車でもっとも高いダウンフォースを発生する」と言われたアストンマーティン・ヴァルキリーでも1,800kgにとどまるため。

メルセデスAMG「プロジェクト・ワンはダウンフォース700kg」→マクラーレン「800kg」→アストン「1800kg」

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そのほか、ベースとなったウラカンからの変更点を見てみると、(奇しくもウラカンSTOと同じ)クラムシェル型のフロントフード、ルーフ上のエアスクープ、整流板つきのサイドステップ、リアフェンダー一体型のリアカウル、どうしようもなく大きなリアディフューザーなど。

タイヤとホイールは「ギリギリ公道OKなレーススペック」のように見え、サウドウインドウは昇降機能を省いた「小窓スライド式」。

Zyrus-Lamborghini-Huracan-2a

ちなみにランボルギーニ・ウラカンはもともとモータースポーツ参戦を前提に設計されているので「ドアとルーフ以外の」パネルを比較的簡単に取り外せるようにできており(通常、Cピラーやリアフェンダーは簡単には外せないが、ウラカンではそれができる)、だからこそ可能となったコンバートなのかもしれません。

現時点では加速性能やサーキットの走行タイムについては公表されておらず、しかしそのポテンシャル(ウラカン・ペルフォルマンテはかつてニュル最速だった)に加え、この馬力とダウンフォースを持ってすれば、改造車ながらも軽く「ニュルブルクリンク市販車最速」タイムを出すことができそうですね。

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