| おそらくこれ以上速いクルマを作ることは難しいだろう |
さて、新型モデルS/モデルXを発表したばかりのテスラ。
今回は待望の「テスラ・ロードスター」につき、2022年から生産を開始すると(イーロン・マスクCEOが自身のツイッターにて)述べています。
この2世代目にあたるテスラ・ロードスターについて、コンセプトモデルは2019年に発表されており、本来の予定では「2020年に生産開始」。
ただし生産予定が何度か後ろ倒しとなり、最新のコメントだと「2022年」に決定したということですね。
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新型テスラ・ロードスターはこんなクルマ
このテスラ・ロードスターについては「0から100km/hに達するまで1.9秒」という加速が各方面に衝撃を与え、さすがのケーニグセグも「驚異的だ」とうなったほか、2000馬力級のハイパーEV「C_Two」の開発を進めているリマックもこれを受けて0-100km/h加速を1.85秒に設定したほど。
さらに新型テスラ・ロードスターの充電一回あたりの航続可能距離は1000キロ、最高速度は時速400キロを超えるとされています。
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そのドライブトレーンは「トライ(3)モーター」で、フロントにひとつ、リアに2つ。
この構成はつまるところ新型モデルS/モデルXと同じであり、テスラはこのトライモーターの開発をほぼ終了させたと考えて良さそうです(トライモーター登載のモデルS/モデルYの生産も2022年から)。
新型テスラ・ロードスターは驚きのクルマになりそうだ
そして驚くべきはこの新型テスラ・ロードスターについて、「ロケットに搭載されるスラスターが搭載される」ことで、これは名付けて”スペースXパッケージ”。
スペースXとはイーロン・マスク氏が経営する航空宇宙産業会社で、「はじめて再利用可能なロケットを実用化」「民間企業ではじめてISS(国際宇宙ステーション)にドッキング」等の偉業を成し遂げています。
ここで培った技術をクルマにフィードバックするということになりますが、このスラスターでもって「加速」、そして無理やりクルマを「曲げる」ことで文字通り異次元の速さを実現しようというもの。
ちなみにこのスペースXパッケージを装着すれば、0-100km/h加速は1.56秒に短縮され、あの「アスパーク・アウル」を抜いて世界で最も速く加速するクルマへと変貌を遂げることになりますね。
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加えてテスラ・ロードスターの価格は2400万円程度に設定されており、これは「2億や3億」というプライスタグを提げるリマックC_Two、アスパーク・アウルに比較しても華区の安さ。
2022年後前後に勃発しそうな「第一次エレクトリックハイパーカーウォーズ」において台風の目になるのはまちがいなさそうです。
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参照:InsideEVs