| 発表場所を考慮すると、大量に販売を見込む「普及価格帯」EVだと思われる |
さて、トヨタ自動車が「上海モーターショーにて、ミッドサイズのエレクトリックSUVを公開する」と発表し、一枚のティーザー画像をリリース。
このティーザー画像からはそのディティールを知ることは叶わないもののの、「アイラブ上海」の文字が全体に踊っており、全力で(最重要EV市場と目される)中国にアピールしたいという姿勢が伝わってきます。
なお、この新型ミッドサイズSUVは、先日ティーザーサイトがオープンした「Xプロローグ」と同一と見て良いかもしれませんね。※ただしXプロローグの発表は3月17日、上海モーターショーは4月19日なので、「先行公開」と「ワールドプレミア」とを使い分けるのかも
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使用されるプラットフォームはe-TNGA
現在明かされている情報としては、「この新型ミッドサイズEVに使用されるプラットフォームはe-TNGA」というくらい。
このe-TNGAが次世代EV向けの新型プラットフォームで、モーター搭載位置をフロントもしくはリア、または両方といったフレキシブルに変更でき、もちろんそれにあわせた駆動輪の選択、モーターやバッテリーの種類を使い分けることで様々な車体サイズ、価格のクルマを実現できるとされています。
参考までに、以前の情報だと、この新型EVは「RAV4と同じくらい」だとも言及されていますね。
まさかの「ソリッドステート」はないと思うが
なお、トヨタは現在パナソニックと共同にてプライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社を設立し、ソリッドステートバッテリー(積層セラミック個体電池)の開発にも取り組んでいると言われますが、このニューモデルにそのソリッドステートバッテリーが積まれるのかどうかは不明です。
EVにとって重要市場である中国においてソリッドステートバッテリー搭載車を発表することは大きな意味があるとは思うものの、中国市場は「テクノロジー」よりも「価格」が優先される傾向があるとも(宏光ミニEVが大量に売れているという報道を見る限り)認識しており、もしトヨタがその技術力を広く周知させたいのであれば、ソリッドステートバッテリーの発表は「テクノロジーの本場」であるアメリカにて行ったほうがいいのだろうとも考えています。
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