| もっと航空機のパーツをバラ売りすれば、コロナ禍で減った利益を多少なりとも取り戻せるんじゃないか |
さて、先日、「実際にCAが機内にて使用している”機内搭載カート(115,500円)”」を販売し大きな話題を呼んだANAですが、今回は「実際の航空機に搭載されていたスラストレバーや操縦桿、コクピットパネル、シート」といった、あまりにマニアックなアイテムを販売することに。
ANAいわく「”もっとマニアックな商品がほしい!”というファンの方からのお声を受け、企画の構想から製造・実現に至るまで、丸三年以上の月日がかかった大型企画」だといい、操縦桿は2017年以来、シートは2015年以来の販売となるのだそう。
いずれも抽選での販売となっていますが、いずれも非常にコレクション価値が高く、(以前に行われた、航空自衛隊機のパーツ販売のように)相当な競争率となるのかも。
現在はコロナ禍にて、各航空会社の収益が大幅に減少していると言われるものの、こういった航空機のパーツや、そのほか小さな「備品」であってもけっこう”欲しい”と思う人も多いハズで、そのあたりを売り払って収入を確保してはどうかと考えたりします(加えて、空港内にでも、機内食を食べることができ、CAが各社の制服にてサービスしてくれるカフェでもオープンさせれば人気が出そうだとも思う)。
スラストレバー(767-300)
まず、第一弾としてリリースされるのがスラストレバー。
2021年4月27日~2021年5月11日の間に抽選を受付け、販売されるのは合計4台のみ(1台120万円)。
これらは2015年に退役したANA機ボーイング767-300で実際に使われていたスラストレバー(スロットルレバー)で、機体番号、製造者シリアル番号、総飛行回数、総飛行時間が入ったメモリアルプレート付き。
なお、今回の販売にあたっては期待製造元のボーイングが「展示用」にと特別に加工しているようですね。
操縦桿(767-300)
そして2021年5月11日~2021年5月25日の間に抽選が行われ、4台のみが(75万円~80万円で)販売されるのが操縦桿。
こちらは2016年に退役したANA機ボーイング767-300にて実際に使われていたもので、やはりボーイングによって特別に「展示用としての」加工がなされています。
やはり機体番号、製造者シリアル番号、総飛行回数、総飛行時間が入ったメモリアルプレートが台座に印字されている、とのこと。
コクピットパネル(767-300)
こちらは2016年に退役したANA機ボーイング767-300で実際に使われていたコックピットパネル。
コクピットの天井にずらりと並ぶスイッチやインジケーターを展示用へと(ボーイングが)加工したものですが、専用の台座がなんとも重厚感を醸し出していますね。
2021年5月25日~2021年6月8日の間に抽選が行われ、9セット(22万円)が販売されますが、9セットともすべて異なるスイッチ/インジケーターが用いられています。
モックアップシート
そして最後はモックアップシート。
2021年6月8日~2121年6月22日にかけて抽選がおこわなれ、それぞれ形状が異なる3つのシートが(60万円~70万円にて)販売されます。
モックアップシートとは「機能性や快適性の技術検証などを行ったり、新シートのお披露目イベント等で使用したりしているシートの模型」だそうで、実機から取り外したシートではないものの、実際に搭載されるシートと同様の構造や機構を有しているようですね。
「国内線プレミアムクラスモックアップシート2席タイプ」「国際線プレミアムエコノミークラス(777-300ER)モックアップシート2席タイプ」「国際線エコノミークラス(777-300ER)モックアップシート3席FBSタイプ」が今回提供される予定です。
ANAコレクターズアイテム販売までの流れはこうなっている
なお、今回のANAコレクターズアイテムについて、購入までに流れは下記の通り。
購入までの流れ
- 希望商品の申し込みページにアクセス
- 申し込みページに記載のキャンペーンコードを入力
- 申し込み完了
- 抽選
- 当選者へメールにて結果をご連絡(落選の連絡はない)
- コールセンターにて当選者の注文を確定
- 商品お届け
参照:ANA