>韓国の自動車メーカー

リコール多すぎ!ヒュンダイが北米にて39万台規模のリコールを届け出。火災の可能性があり、実際に燃えたのは18件。このまま品質が伴わず販売が伸びればちょっと危険な状態に

2021/05/10

ヒュンダイにリコール

| いくらなんでも「18件」燃えたのは多すぎだと思う |

さて、ヒュンダイがアメリカとカナダにおいて39万台以上のリコールを発表。

内容としては2件あり、両方とも「火災の可能性がある」という深刻な内容です。

ヒュンダイはここ最近、その上位ブランドであるジェネシスとともに販売を伸ばしているとも報じられ、さらに先般発表したばかりのEV「アイオニック5」の受注も好調だといいますが、あまりの急拡大に品質が追いついていないのかも。

とくに、ピュアEV「コナEV」ではほぼ全数がリコール扱いとなったこともあり、このままだと「売ったぶんだけ」リコール対応が必要になるんじゃないかと心配になったりします。

ヒュンダイ・コナEV
ヒュンダイが「EVのバッテリーが炎上・爆発する」問題にて10万台のリコールを実施。全車バッテリーを入れ替えることになり、1900億円程度の費用(マツダの利益4年分くらい)がかかるとの報道

| ある程度は織り込み済みと思われるが、また株価が大きく下がることになりそうだ | さて、ヒュンダイが販売したEV/PHEV約10万台のバッテリーを入れ替えるというリコールを実施するという報道。内訳と ...

続きを見る

今回の1件目は「サンタフェ」の火災

まず、今回のリコールについて、1件目は「サンタフェ」。

2013年から2015年の間に製造された203,000台が影響を受けるといい、米国道路交通安全局(NHTSA)に届け出られた内容によると、「ブレーキフルードがアンチロック・ブレーキ・コンピュータに漏れ、電気的にショートして火災を引き起こす可能性がある」模様。

実際に18件の火災が発生しているそうですが、ヒュンダイは「問題が解決するまで、建物やガレージなどの建築物から離れた場所に車を駐車することを推奨」しており、対応としてはヒューズの交換、場合によってはコンピューター(ECU)の交換が必要になる、とのこと。

ちなみにヒュンダイは2020年9月にもサンタフェに対して同様のリコールを出していますが、今回のリコールは「前回のリコールの救済措置を強化する(対象範囲を拡大する?)ものである」というコメントが出されています。

2件目もやはり「火災」

そしてヒュンダイ2件目のリコールですが、こちらは2019年~2020年に製造されたエラントラ、2019年~2021年に製造されたコナとヴェロスターの合計187,000台。

問題の内容としては「ピストンオイルリングの熱処理が不均一な状態で組み立てられている可能性があるため、オイル消費量が増加し、ノッキングの原因になったり、エンジンが焼き付いて失速したりする恐れがあるうえ、エンジンが焼き付いた場合は、コネクティングロッドがエンジンブロックに突き刺さり、オイル漏れや火災の原因となる」。

やはり穏やかではない内容ではあるものの、対象車については全車ECUを更新し(それで終わる問題ではないと思う・・・)、点検にて損傷が発見された場合はエンジンを交換する、とのこと。

合わせて読みたい、ヒュンダイ関連投稿

ヒュンダイ・コナ・エレクトリックが度重なるリコール
「燃える」「爆発」のヒュンダイ・コナ・エレクトリックがまたリコール!今度はなんと「ブレーキが効かない」

| まだまだヒュンダイの受難は続く | さて、「燃える」「爆発する」として大量リコールが届け出られたヒュンダイ・コナEV。12万台販売したうちの77,000台がリコール対象となっていますが、今回はコナ ...

続きを見る

ヒュンダイ(ヒョンデ)がEV発売→世界中で大人気に→世界中で炎上・爆発→全世界77,000台の大量リコール【コナ・エレクトリック】

| オーストラリアではガレージのドアが道路の反対側に吹っ飛んでゆくほどの大爆発 | さて、何かと品質問題に揺れる韓国ヒュンダイ。先日は高級ブランド「ジェネシス」の相次ぐリコールが問題となりましたが、今 ...

続きを見る

ヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」。旗艦SUV、GV80が発売直後なるも3度めのリコール。ヒュンダイの「高品質」は虚像だったのか

| ヒュンダイは中身が伴わないまま、プロモーションによって「実際よりも良いクルマ」に見せようとしてきたツケを支払っている? | ヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」。元ランボルギーニ、ベントレーのチ ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->韓国の自動車メーカー
-, , ,