| GRスープラ A91-CFエディションは「ひと目で分かる」違いを備える |
現時点では価格やボディカラー等のアナウンスはナシ
さて、カローラクロスや86など一気にいくつかのニューモデルを(北米で)発表したトヨタですが、今回は2022年モデルの北米仕様スープラに「A91-CFエディション」を追加。※CFとは”カーボンファイバー”のことだと思われる
これは3リッターターボエンジン搭載のスープラをベースに、カーボンファイバー製のフロントスプリッター、サイドロッカーパネル、リアカナード、ダックテール形状を持つトランクリッドスポイラーを追加したもので、さらにはマットブラックの19インチホイール、インテリアにもカーボン製パーツとブラックとレッドの特別仕様インテリアが与えられるという特別仕様車です。
エアロパーツのデザインは「専用」
なお、このGRスープラA91-CFエディションに装着されるエアロパーツはどうやら「オリジナル」。
公開された画像を見るに、きちんと風洞実験が行われているようで、見た目の向上はもちろん、ダウンフォース強化などエアロダイナミクス面においても相応の効果を見込むことができそう。
GRスープラ用のカーボン製エアロパーツとしては(日本の)TRDから一連の製品がリリースされているものの、細部を見てみるとこのTRD製エアロパーツとはデザインが異なるようで、よってこれらはGRスープラA91-CFエディション専用に企画されたものだと考えて良いのかも。
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フロントには一体式のリップが装着されますが、フロントセンターは(他部分に比べて)出っ張っておらず、これは北米の道路事情と実用性を配慮したものだとも考えられます。
サイド部分にはウイングレットが見られ、しかしこれはTRD製カーボン製エアロパーツと異なり、「フロート」しているようですね。
サイドステップはリア側のみにウイングレット、そして下方には出っ張り。
リアアンダーには整流板。
これで「疑似ロングテール」を作り出すのだと思われます。
そしてパーツ単体でも取り寄せて装着したいのがダックテールスポイラー。
TRD製品に比較すると薄く、そして後方へと伸びるスタイリッシュな形状を持つようです。
実際にどれくらいのダウンフォースが得られるのか等の数値的エビデンスはないものの、GRスープラは超高速時の安定性に不安があるという意見もあり、なんらかの効果を期待できることは間違いない、とも思います。
限定販売台数は600台
そしてこのGRスープラA91-CFエディションは北米市場のみの販売、かつ600台に生産が絞られるそうですが、現時点ではその価格については公表なし。
ただし近日中には、このGRスープラA91-CFエディション含む2022年モデルのスープラの価格等に関してのアナウンスが行われる、とのこと。
なお、北米では豊田章男社長のサイン入り「ローンチエディション」に加えてA91エディションが投入されるなど、チョコチョコとGRスープラに対して限定モデルが追加されています。
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さらには(市販モデルではなくショー用モデルですが)TRD製品に自らが”タルガトップ”版のGRスープラを制作するなど、けっこう力を入れている様子もわかりますね。
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参照:Toyota