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ポルシェ「次期ケイマン/ボクスターはEV用ミドシップレイアウト、eコアを採用する。そしてそれはランボルギーニやアウディの高性能モデルに採用される可能性もある」

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ポルシェ「次期ケイマン/ボクスターはEVになってもミドシップレイアウト、eコアを採用する。そしてそれはランボルギーニやアウディの高性能モデルに採用される可能性もある」

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ポルシェはかねてより、VWグループ内のスポーツカーはポルシェが設計すべきと主張していた

さて、ポルシェは先日ミュンヘンにて開催されたIAAモーターショーにて「ミッションR」を発表していますが、これは1088馬力の「ピュアEV」。

エレクトリックモーターを前後アクスルに内蔵し、「4WD」「RWD」両方にスイッチできるとされ、同時に「次期718ケイマン/ボクスター」を示唆しているとも紹介されています。

ちなみにボクスター/ケイマンは現行世代から「718」という数字が与えられていて、これはかつてポルシェが製造していた「車体ミッドに4気筒エンジン」を積んだレーシングカーに由来します。

ポルシェはこの718という名称を、「ボクスター/ケイマンのエンジンを、6気筒から4気筒にスイッチするにあたり」免罪符として活用したということになりますが、ピュアエレクトリックになると「4気筒」という共通項が無くなってしまい(今でも一部で6気筒が復活したので、かつての718とは完全に共通しているわけではない)、今後「718」の名称を使用し続けるのかどうかというのはちょっと気になっているところ。

ただ、ポルシェはスポーツモデルに対しては「数字3ケタ」、セダンやSUVには「名前」を使用すると決めているようなので、この「718」はエレクトリック時代に突入しても使用し続けるのかもしれません。

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次期ケイマン/ボクスターは「ミドシップ」を維持

そして今回Autocarが報じた内容によると、次期718ケイマン/ボクスターは、ミッションRよりもマイルドになり、「eコア」なるミッドエンジンを模したレイアウトを採用する、とのこと。

これは現行718ケイマン/ボクスターのエンジン搭載位置同様、シート後方とリアアクスルとの間に(EVの構成物ではもっとも重量がある)バッテリーを搭載するというもので、これによって着座位置がほかのEVに比べてぐっと下がり、車高も下げることができるため、空気抵抗も削減できるとコメントしています。

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ポルシェのテクニカルチーフを務めるミヒャエル・スタイナー氏によると、「典型的な2ドアのスポーツカーでは、車高が非常に低くなっていますが、これは空気抵抗を減らすためにシルエットをできるだけ低くフラットにするためです。そのためには、ドライバーをできるだけ低い位置に座らせる必要があり、しかしそうするとドライバーズシートの下にはバッテリーを搭載するスペースがありません。これを解決する新しい”eコア”は、パッケージ的にも重心的にも、ミッドエンジンデザインのコピーと言っていいでしょう」とのこと。

となると、911がエレクトリック化する際にはこのeコアもしくはその「応用版」を使用する可能性がありそうで、運動性能的には次期718ケイマン/ボクスター同様に「ミドシップ」を採用したほうがいいのだとは思われますが、そうなると911のアイデンティティを保つことができず、よって意図的にエンジン搭載位置は「リアアクスルの後ろ」、つまりリアエンジンと同じ位置となるのかもしれませんね。

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そしてちょっと興味深いのは、次期718ケイマン/ボクスターに使用されるプラットフォームは、現在ポルシェが持ついかなるガソリン車、EV(つまりタイカン)用プラットフォームとも関連性がないと(オリバー・ブルーメCEOが)述べており、つまりは「完全新設計」。

もうひとつ気になる情報としては、前出のミヒャエル・スタイナー氏が「このeコアは将来的にアウディやランボルギーニの高性能モデルにも使用される可能性がある」とコメントしていることで、ポルシェはかねてより、「フォルクスワーゲングループのスポーツカーについては、ポルシェがまとめてそのプラットフォームを設計すべきである」と主張しており、それがついに実現する、ということを示唆しているのかもしれません。

そしてこれが実現すれば、ランボルギーニ・ウラカン/アヴェンタドール後継モデルとなるハイブリッドのさらに「次のモデル」、つまりピュアエレクトリックモデルはポルシェ設計のプラットフォームを使用する、とも考えられます。

一般的にEVはバッテリーを床に敷き詰めるが

なお、ポルシェ自身が語るとおり、一般的なEVは「スケートボード型シャシー」を使用しており、これは床一面にバッテリーを敷き詰めるというもの(下の画像はポルシェ・タイカン)。

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これによって前後トランクや室内の容積を広く取ることができ、重心を低く設定することができるわけですが、一方で「フロアが高くなってシート位置も高くなる」という問題も。

よって、ロータスはこれを解決するため、床面にバッテリーを敷かずに「シート後方へ」バッテリーを積むというチェスト式を採用していて、これはポルシェが718ケイマン/ボクスター後継モデルに用いる「eコア」と同様の考え方だと言えそうですね(そのほか、ポルシェ創業一族の立ち上げた「ピエヒ」の第一号、ピエヒGTも同様のパッケージングを採用すると言われる)。

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参照:Autocar

 

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