>アウディ(Audi) ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

次期アウディA4は「最新の、そして最後の」ガソリンエンジン搭載車になるようだ!アウディはエンジン開発を終了させており、2026年以降に発売されるのはすべてEV

2021/10/27

アウディのステアリングホイール

| 「終りが見えている」クルマを発売しなくてはならない自動車メーカーの心中は察して余りある |

やはり無理やりEVへと移行するのには無駄を感じる

さて、アウディはすでにガソリン/ディーゼルエンジンの開発を終了させたことを認めていますが、今回「新型A4には、最新の、そして最後の」ガソリン/ディーゼルエンジンが搭載されることになることが判明。

これはアウディにて技術開発責任者を務めるオリバー・ホフマン氏の言として、次期A4は(現行のエンジン縦置き)MLBプラットフォームにこだわるということ(コストダウンのためにエンジン横置きのMQBに移行するという噂もあった)とあわせて伝えられています。

アウディのキー
アウディが「ガソリンエンジンの新規開発を終了させた」と発表。いよいよエレクトリック化待ったなしの時代へと突入

| 思ったよりもずいぶん早くエレクトリック化へと移行することになりそうだ | さて、アウディCEO、マーカス・デュースマン氏が「もうこれ以上、ガソリンエンジンの新規開発を行わない」と発表。同様の発表は ...

続きを見る

アウディがガソリンエンジン車を「新規に」発売するのは2026年で最後

そしてアウディはここ最近、重要な発表をいくつか行っていて、まずは「2026年以降、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンを搭載したクルマの発売を行わない」という事実。

2025年に発売されるクルマたちが、アウディにとって「最後のガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンを搭載した新車」ということになりますが、これらは2025年から2033年まで販売される予定だと言われます。

アウディのステアリングホイール
アウディが「2026年以降、ガソリン/ディーゼルエンジン搭載車を一切発売しない」。HV、PHEVからも手を引いてピュアエレクトリックブランドへと移行

| まさかアウディがここまで早くエレクトリック化を進めるとは | 一方、フォルクスワーゲングループと世界1、2を争うトヨタは「今後30年はガソリンエンジンを捨てない さて、アウディは積極的に電動化を進 ...

続きを見る

おそらくA4そしてA6はこれら「2025年までに発売されるガソリン車」に含まれることになると思われますが、オリバー・ホフマン氏は、この新しいガソリンエンジンとディーゼルエンジンは「これまでに発売した中で最高のものになる」とも述べており、「規制を満たすために、さらに進んだエレクトリック化を行う可能性」も示唆しています。

つまり48ボルトのマイルドハイブリッドシステムのアップグレード版が搭載され、プラグインハイブリッドモデルではより大きなバッテリーパックが搭載されることになりそうですが、これらは「2026年以降に発売される、もしくはそれまでに発売されたEVとともに」併売されることになりそうですね。

アウディは内外装のデザインも路線変更

そしてアウディはここ最近、一連の「スフィア」コンセプトを発表していますが、これらは「次世代アウディのデザイン」を示唆しているといい、そのエクステリアを見ると、現在の「シャープでエッジの立った」デザインから「なめらかで流れるような」表面を持つデザインに。

これは大きなデザイン的シフトだとも考えられ、新型A4やA6がこういったデザインを採用する可能性もありそうです(もしくは、このスフィア系デザインはEVのみに用いられるのかも)。

アウディA8後継モデルを示唆?将来のアウディにつながるデザインを持つ「グランドスフィア・コンセプト」公開
アウディA8後継モデルを示唆?将来のアウディにつながるデザインを持つ「グランドスフィア・コンセプト」公開

| アウディはメルセデス・ベンツに対抗するためにコンセプトをかなり練り込んできたようだ | そのエクステリア、インテリア共に次世代へ さて、アウディが先日から大々的に予告していたコンセプトカー、「グラ ...

続きを見る

そしてアウディはインテリアについてもこれまでの方向性を変更し、「フルデジタル」化によって物理的なスイッチを残すとしていたものの、最近では「物理スイッチを残す」とも。

これはアウディのインテリアデザイナー、マクシミリアン・ナウカ氏が語ったもので、「未来を見据えるとき、常に過去を振り返る必要があります。アウディのインテリアは、かつてボタンを押したり切り替えたりするときの触感など、使う喜びで知られていました。これはまさに私たちが自動車に復活させたいと思っていたもので、高価な時計のようなものだとも考えており、将来的にも物理的な操作ができるようになることは間違いありません」とのこと。

このコメントはなかなかに興味深く、アウディは「高級機械式腕時計のように」趣味性の高いインテリアを目指そうとしている、とも捉えることができますね。

アウディ グランドスフィア
アウディがインテリアのデザインについて180度翻意。物理ボタンをなくすとしていたものの「今後も、機械式腕時計のように、操作する楽しみを求めて物理ボタンを残す」

| 一時はすべての自動車メーカーが「フルデジタル」へと移行するかのように見えたが | 一部の自動車メーカーではデジタルからアナログに戻した例も さて、アウディのインテリアデザイナーであるマクシミリアン ...

続きを見る

あわせて読みたい、アウディ関連投稿

アウディのステアリングホイール
アウディCEO「チップ不足はパーフェクトストームのようだ」。しかしそれを乗り切ることに自信を見せ「3年以内にEVをガソリン車よりも利益が出るようにする」

| 現在の自動車会社の経営は今までにはない方面への配慮が要求されそうだ | EVの製造コストが下がる一方、今後ガソリン車の製造コストはどんどん上がりそう さて、現在自動車業界では深刻な「チップ不足」が ...

続きを見る

ランボルギーニ
ランボルギーニ初のピュアEVはアウディとポルシェとの共同開発、そして2+2となり2027年あたりに発売との報道。プラットフォームはVWグループ入魂のSSP

| ランボルギーニはフェラーリやマクラーレン、アストンマーティンと比較して「VWグループのシナジー効果」の恩恵に浴することができる | おそらくはランボルギーニの今後の展開について、やや方向性が変わる ...

続きを見る

参照:Auto Express

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アウディ(Audi), ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, ,