| 単にS660が終了するというよりは、「ガソリンエンジン搭載の軽ミッドシップがこれを最後に二度と生産されない」ということを同時に示している |
ここ最近の傾向を見る限り、多くの「転売」が出てきそうだ
さて、先日生産終了がアナウンスされ、最終限定モデルの販売が行われたホンダS660。
今回なんとホンダがそのS660を「追加生産する」と発表しています。
なお、追加生産が行われるのは「一部部品の供給制限により」650台のみにとどまるといい(つまりすべてのパーツは生産が終了していて、あとはアッセンブリーを待つだけなのかも)、これら650台は一部販売店もしくは抽選での販売となる模様。
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さよならS660!ホンダがS660の生産終了を発表し、最終記念モデルの発売、ユーザー向け特別企画を発表。今までの6年で累計3万台を販売
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本当の本当にこれが最後
ホンダS660の生産終了は2022年3月を予定していますが、ホンダいわく「これが最後の販売」。
部品供給の制限を考慮しても今回が「最後の最後」となるのは間違いないものと思われ、入手を検討している人は今回が文字通りの最後のチャンスとなりそうです。
今回ホンダが追加販売に踏み切ったのは「S660を購入できなかったお客様に多大なご迷惑をおかけしたため」だといい、というのもS660生産終了を発表した後の駆け込み需要にて想定を上回る速さでS660の予定生産台数が完売してしまい、中には「商談途中だったのに完売となってしまい、購入できなかった」顧客が続出したためだといいます。
そしてもちろん「買えなかった」顧客からは追加生産の強い要望が出ることになり、この要望に答えるべく社内で検討を行った結果、「タイプαとタイプβ」の2タイプの追加生産を決定したようですね。
限定650台のS660はこうやって販売される
そしてこの限定650台のS660について、このうちの600台を一部店舗にて販売し、残る50台はWEBにて注文を受け付けるといい、店舗での販売は「前回、商談途中で完売してしまい、注文できなかった人」を優先するといい、WEBからの販売は11月12日(金)から12月5日(日)に受付を行い、抽選結果は12月15日(水)にウェブサイトのLIVE配信にて発表する予定とのこと。※応募受付はこちらから
今回の急な発表について、一瞬「最終限定モデル”S660 Modulo X Version Z”を追加するのか」と驚いたものの、実際はそうではなく、あくまでも通常モデルを追加販売するのみだといい、よって最終限定モデルの価値も保たれることになりそうですね。
参照:HONDA