価格20億円、ワンオフのブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールをモチーフにした「純金製」オブジェが1つだけ販売予定！純銀製も261個が販売され、それぞれにはNFTが付属

｜ ブガッティの最近のコラボぶりは凄まじい ｜

この純金製オブジェの価格については全く想像がつかない

さて、キックボードやひげ剃り、シャンパン、ビリヤード台、バッグ、アパレル、腕時計など様々なコラボ製品を発表するブガッティ（自動車車業界ではもっともコラボに積極的かも）。

コラボ展開を強力に推し進める理由はちょっと謎ではありますが、ブガッティは車種が少なく、そして生産台数もごくわずかであり、かつ購入できる人が限られていることからも一般の人がブガッティの名やロゴを目にする機会が非常に少なく、よってそれをカバーするためなんじゃないかとも考えています。

今回は英国の宝飾品ブランド、アスプレイとコラボ

そして今回ブガッティが発表したのは、英国のジュエラー「アスプレイ（Aspray）」とのコラボレーションによるもので、ブガッティとアスプレイのロゴが入る台座に乗った「純金製のラ・ヴォワチュール・ノワール」。

ちなみにこれは今流行りのNFTともリンクしており、実際の彫刻に加えてNFT（QRコードで読み込める）もついてくる、とのこと。

ブガッティによると、「純金の価値も加わり、自動車業界のNFTの中ではもっとも高価な部類になるだろう」とのことで、これは「世界で（ロールスロイス・ボートテイルについで）2番めに高価なクルマ」としての面目躍如といったところなのかもしれません。

ちなみにNFTについて、自動車業界だと日産、ランボルギーニ、アルピーヌ、アルファロメオが正式に参入しており、おそらくはまだまだここから増えるんじゃないかと考えています。

純金製に加えて純銀製も

なお、この「純金製」ラ・ボワチュール・ノワールは「1台のみ」が作られ販売されるそうですが、「純銀製」ラ・ボワチュール・ノワールが261個製作されるといい、そちらは当然ながら「少しは求めやすい」価格になるものと思われます（こちらもNFTつきで、さらにはこの彫刻の製造風景を独占的に見ることができるサイトにアクセスする権利が与えられる）。

ちなみにこれらの価格は非公開ですが、購入するのは「価格を気にしなくてもいい人」だけなのだと思われ、しかし3月になれば購入方法など、もう少し多くの情報が公開されるようですね。

ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールはこんなクルマ

ラ・ヴォワチュール・ノワールは「もっとも美しいクーペ」と評されたブガッティの名車、タイプ57Cアトランティークにインスパイアされたワンオフモデルで、ベースにはシロンを使用するものの、その内外装は「完全にオリジナル」。

ラ・ヴォワチュール・ノワールとはフランス語で「黒い車」を意味しますが、これはオマージュ元のタイプ57Cアトランティークがブラックだったことに由来します。

その価格は約20億円、そして納入先は非公開で、「ブガッティの熱心なコレクター」とだけ明かされています。

ちなみにブガッティはこういったワンオフモデルについて「招待制」だと述べており、つまりブガッティからオファーを受けた人しか注文ができず、顧客から「作って欲しい」と頼まれたとしても「丁重にお断りする」とのことですが、いくつかのプロジェクトが進行中だとも伝えられていますね。

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参照：Aspreybugatti.com, Bugatti