一体どうしたブガッティ！「初の二輪」として電動キックボードを発売する。なおABSつき、最高速度は時速30キロ、航続可能距離は35キロ

｜　ブガッティはこういった「関連グッズ」でそのブランド知名度を拡大する戦略に出たようだ　｜

たしかにブガッティのクルマはそうそう売れるものではないけれど

さて、ラスベガスにて開催された家電見本市、CESでは様々なクルマや製品が公開されていますが、なんとブガッティが「電動キックボード」を発表。

ブガッティは「初のEV」として「ベイビーII」を発表していて、それに次ぐ「電動モビリティ第二弾」ということになりますが、ここ最近のブガッティは「ビリヤード台」「シャンパンキャビネット」「ひげ剃り」「スニーカー」など多種多様なコラボアイテムを発表しており、「一体何があったんだ・・・」という気もしています。

航続可能距離は35キロ

発表された内容によると、この電動スクーターはバイテック・インターナショナルとのコラボレーションによって製造されており、「日常使いできる折りたたみスクーター」。

車体カラーはアジャイルブルー、シルバー、ブラックの3色展開で、重量はわずか35ポンド（15.9キログラム）、700ワットの電気モーターを搭載しています。

ブガッティによると、マグネシウム合金のフレームに簡単に取り外しができるバッテリーパックを内蔵するという機能的な構造を持っていて、1回の充電あたり最大22マイル（約35キロ）の航続距離を実現し、時速は最大18.5マイル（約30キロ）。

エコノミー、シティ、スポーツの3つの走行モードがあり、クルーズコントロール機能も利用可能だとアナウンスされています。

さらには（後輪に）電子制御ABSを搭載したデュアルブレーキシステムを採用しているほか、ターンシグナル（ウインカー）、イルミネーションベース、リアの「EB」モノグラムプロジェクションロゴも装備。

もちろん「EB」とはブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティに由来するもので、この車の「芸術性、スタイル、パフォーマンス」を高めています。

ブガッティ・インターナショナルのマネージング・ディレクターであるヴィーヴケ・スタール氏は「ブガッティは自動車の卓越性の頂点にいます。バイテック社のような企業と提携することで、経験豊富なパートナーと世界中の消費者に楽しんでもらえる製品で、電動モビリティ分野でのリーチを拡大する機会を得ることができます」とコメントしていて、要は「ブガッティのクルマは高価すぎてあまり一般的に購入されるものでもなく、かわりにこういったコラボ製品で楽しんでください」ということになりそう。

実際のところ、ブガッティは「けっこう安価な」アパレルやスニーカー、スマートウォッチなども発売しており、クルマの生産台数に限りがあるため、こういった「関連グッズ」にて知名度を広めてゆこうと考えているのかもしれませんね。

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参照：Bugatti