マツダ版Gazoo Racing？マツダが「倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING」をスタートさせると大々的に発表！マツダスピードの再来か

｜ ただし今回は「仲間と仲間」「マツダとファン」とがつながることができる仕組みを構築している点が新しい ｜

マツダは今後さらなる展開を計画中、楽しみに続報を待ちたい

さて、マツダはそのモータースポーツ部門として「マツダスピード」を有していましたが（1999年に解体）、今回「倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING」の立ち上げを発表。

マツダによれば、「共に挑む」をキーワードに掲げ、その活動内容を下記の通りにまとめており、「顧客のモータースポーツ活動を応援する」ことをその目的の一部とするToyota Gazoo Racingに近いコンセプトを持つようにも思えます。

倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGは、
モータースポーツをより身近で気軽に楽しんでいただけること、
またジャンルを問わず道具をあやつりスピードに挑戦する方や応援する仲間と繋がり、
共にスピードスポーツを盛り上げていくことを目指します。

発表は「AUTOMOBILE COUNCIL 2022」にて

この発表は「AUTOMOBILE COUNCIL 2022」にて行われたもので、公式プレスリリースによれば、2021年11月に立ち上げたレーシングチーム「MAZDA SPIRIT RACING」の活動を軸にしているといい、この名称については「過去にマツダが参加してきたモータースポーツにおける、諦めずに挑戦し続けた志を現代に受け継ぎ、挑戦を楽しむ方、応援してくださる方の心を繋いでいきながら、スピードスポーツを盛り上げていきたいとのスピリットを込めて命名しました」と紹介されています。

なお、Gazoo Racingとやや異なるのは「仲間」とのつながりを重視していることで、実際にモータースポーツに挑戦する「仲間」、加えてモータースポーツを応援する「仲間」とのつながりを視野に入れており、夏以降にはなるものの、専用アプリ「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING」をリリースするといい、そこでは「仲間」の交流できるオンラインコミュニティ、そしてオリジナルグッズやカスタマイズカーのアイディア募集など、仲間同士だけではなく、マツダとユーザーとのコミュニケーションを行う場を設ける、とのこと（実際の市販車の製品開発にも生かされることになりそうだ）。

なお、このマツダ・スピリット・レーシングのロゴについては、以前に特許庁へと申請していた「R」を象ったもので、このロゴはここで使用することを意図していたようですね。

今回はこんな車両やグッズが発表されている

なお、今回のMAZDA SPIRIT RACINGの立ち上げに際し、マツダは”マツダがサポートする参加型モータースポーツ出身のドライバーにステップアップの機会を提供するためのスーパー耐久シリーズ用車両”として「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」を発表。

さらにマツダが追求する「スピード」は自動車のみにとどまらず、参考出品とはなるものの、ジャンルを問わないということを示すため、ロードバイク「MAZDA SPIRIT RACING BIKE CONCEPT」もリリース。※メインのイメージカラーにはグレーを採用するようだ

ちなみにマツダは「魂動デザイン」を視覚化するため、2016年くらいにミラノ・デザイン・ウィークにて自転車（下の画像：デザインスタディ）を発表したことがあり、けっこう自転車が好きなのかも。

加えてミズノ、JINS、YORKSとのコラボレーションとなるドライビングシューズ、サングラス、ドライビンググローブの試作品も公開していますが、ドライビングシューズについては先日別途アナウンスがなされています。

こうやって見ると、今回の倶楽部 MAZDA SPIRIT RACINGについてはマツダのファン同士を結びつけ、その団結力を高めることでブランドの支持を高めること、マツダとファンとの接点を設けることでブランドへの帰属意識を高めることを目的としているのでは、と推測しています。

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参照：MAZDA SPIRIT RACING